2012年8月16日木曜日

生命の重み感じて

 半分眠らされて安静を保っている義父。付けられている器具が沢山で、痛々しい。なにか言いたそうにするが、咽喉にパイプが通っているからままならない。刺激をしすぎると心臓に負担をかけるから、声掛けも控えめにする。

 モニターに囲まれて、画面を見ながら作業する看護士さん。その数三つある。心筋梗塞を直すのが目的の今の治療だが、自力で生命維持をさせるための補助装置。命の重みを感じる。

 それにつけても、命を粗末に扱うことが多すぎる。危険な原発の稼働を、承知でやるのも生命の軽視。命が大事だと思い知った戦後を思い返すことも大切だ。「反省ぬき」に歴史を振り返る報道も多い。ここにも、生命の尊厳への考え方が問われている気がする。

 大津市長が襲われて、怪我をした。いじめをなくす対応に、責任をもっていることは確かでも、暴力で解決するというのは「絶対にダメ」という発想を持たなくてはいけないのだろうと思う。

 魚釣島上陸で、摩擦が起きる。この機に乗じて、警察のピストルの数が少ないだの、巡視艇の作りが弱いだのと動き出す、議員もある。正面から話し合える政府ができないといけないのだろう。

 危機を煽って「武力行使」などということでは、「命」の軽視に陥ってしまう。

2012年8月15日水曜日

終戦67周年の思考


 戦中戦後を生きてきた普通の人=義父が集中治療室に入った。
 今日の朝日新聞のトップ記事は「橋本新党旗揚げへ」だ。日本の経済にも生活にも大きな影響を与える消費税増税強行しか「決められない政治」を進めてきた政党から、またぞろ「あたらしい政党づくり」が画策されている。しかし今度はちょっと異質だ。

 義父が持っていた切り抜き(コーピー)があった。
 昭和231123日読売新聞社説 東京裁判の意義
…いかなる場合でも戦争は決して外部的必然のみによって観るものではない。しかるに彼ら野心的軍人や煽動政治家は、常に戦争必然論を唱え、いわゆる危機が国民の頭の上に覆いかぶさっているような錯覚を与え、遮二無二国民を戦争に駆り立てたのだ。…だが、もしも国民が本当に民主的精神を体得していたならば、また、もしも言論の自由が本当に認められていたならば、断じて国民は彼らのためにこのような戦争に投げいれられなかったであろう。…

 戦争を起こしてはならないという決意を表したものだと思う。そして民主主義の大切さを言っている。67年たった時点でこのことが、十分生きているのかどうかを考えざるを得ない。

 「市政改革プラン素案」について、橋下大阪市長は「非常に重要ですので、どんどんご意見をいただきたい」と述べた。これには過去最多の2万8千件の意見が寄せられ、うち94%が反対の声でというもの。

 「素案」は、敬老パスの有料化をはじめ、全世代にわたって市民施策に大ナタをふるうというもので、橋下市長の公約にはなかったが、当選したら何をやってもいいと言う。「パブコメ(公募した市民の意見)は読んでいない。(報告は)詳細には聞いていない」。

 「パブコメは文句を言いたい人だけが言ってくる仕組み”賛成する人はわざわざ出してこない。市民も暇じゃない」と言い、提出した市民を暇人よばわりし。その上「それが市民の声と言ったら、政治は機能しなくなる」とま言い放った。


「戦争」が表立ったテーマにはなっていないが、民主主義をなんとも思わず真っ向否定する、このスタイルが国政にまで反映するとなると、非常に危険な政治を迫ることになる。自分の所属する政党が壊死していくのは、国民の意向を反した政治信条が誤っていたことで、なお看板を塗り替えて、「民主的精神を体得しない」となれば、大きな負の財産を背負った戦争の反省は、無に帰すことになってしまう。


2012年8月13日月曜日

仙人の棲家の上を飛ぶオスプレイ


 我が仙人が住む岩手山山麓滝沢村。この春先には、イワナ釣りで豊かな自然を満喫させてもらった。ここがオスプレイの低空飛行ルートになっていた。グリーンルートと名が打ってある。

 このルートには青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島の自治体がある。岩手県では八幡平市、滝沢村、雫石町、西和賀町が入っている。自然の環境が十分残って、著名な温泉もあり、豊かな放牧地や観光地が存在する。

 ピンク、オレンジ、パープル、イエロー、ピンクと銘打つ各ルートで、日本列島を「自由」に飛びまわるという。それも、今回のオスプレイ配備に伴う「環境レビュー」で初めてルートを明示されたということ。これまでも「自衛隊の訓練空域」では、まったく勝手な低空飛行訓練をやっていた。

 こんなことが黙って許されていいものか。米中部のニューメキシコ州、コロラド州では、オスプレイや特殊作戦機の低空飛行訓練について、住民の反対で米空軍が無期限の延期措置をとった。
 
 アメリカで住民の意向を取り上げる民主主義が存在するのに、日本でできないわけはない。政府が、アメリカに対してその意思を言うことができればという話だけど。「決められる政治」が求める一つだ。


オリンピック招致で「閉塞」は破れない


 オリンピック招致で東京都が4000億円の準備金を用意しているのだそうで、日本で開催すれば、いまある「閉塞感」を打ち破ることができると言っている。

 閉塞の元をただせば、大飯原発の再稼働を強引に進めたことだし、消費税増税を強行成立してしまったことや、オスプレイの配備をアメリカの意向そのままに配備をしてしまうといったことだ。外交も酷い。北も南も領土問題が解決を求められているのに、話し合い一つできない。

 これは長い間の自民党政治から積み重ねられたものだから、そこからどう切り替えられるのかが「閉塞感」を破ることにつながること。イギリスのロイターの記者は、「消費税増税法案を成立させたのは、良いかどうかは別にして、(決められない政治を)ひとつできた」と表した。

 世論調査の少数意見をすすめているのが今の政治で、そうすることができるのが小選挙区制中心の選挙制度だ。「閉塞感」の元は、元から断たなきゃダメ。日常の生活に明るさを見出すことができない。いいことは一つもないと言えるほどだ。

 オリンピック招致で、関連企業は仕事が入って利益を上げることができるだろうけど。その企業は従業員の賃金をはずむだろうか?絶対にそんなことはない。スカイツリーでは東武資本が独り勝ちといわれている。ビックなしかけで潤うのは一部の企業でしかない。「閉塞感」は破れることはない。

2012年8月11日土曜日

後で消せれば、放言OKでは


 橋下市長が任命した大阪市淀川区の榊区長がツイッターで、自分を批判した人に「アホか、相当暇人やな」と書き込んだ。橋下氏は「一般の有権者にアホとかバカとかの言葉遣いは行政職としては許されない」と言いつつ「ツイッターでの不親切な発言なら事後的にただせばいいのかなと思っている」と庇った。

 ご本人はツイッターを打ちまくって、「放言」を得意としている。公募区長として選んだ責任は当然ありだ。メールや書き込みで言葉を誤って書くことはあるが、アホ、バカ呼ばわりは絶対にない。ごく普通の常識だろう。


 デジタル時代に、書き込んだ誤りを修復するツールはなににつけても設定されている。そうでないと、交流と情報伝達の役を果たせない。しかしだからと言って、後から直せばいいやというのでは、やっぱり程度が知れる。

2012年8月10日金曜日

オスプレイが安全だというアメリカの説得は危ない

 オスプレイは操縦ミスが原因で墜落したので、機体には問題がないというアメリカ側の説明。これはおかしい。自動車事故の場合も、車の部品の不良でリコールがしょっちゅうある。事故が起きて原因が調べられた結果で、改良がくわえられる。三菱乗車でも「欠陥車事件」があったし、アメリカでも国内でも、日本の車の欠陥について、問題がしょっちゅう起きている。

 事故が起きた当座は、運転者責任が被せられている。自動車のシステムに人が慣れていないために起こるとされてしまう。自転車の場合は、車両でありながら走る道路がなかった。事故があまりに多いということで、やっと「自転車道路」を別に作ることを「公式」に取り上げた。行政怠慢の「真骨頂」。

 航空機は自動操縦だが、危険な時には手動に切り替える。この切り替えが機能を発揮しなくて墜落したこともあった。運転者責任になっていれば、メーカーの責任も、責任を持つべき官公署の反省もいらないということなる。

 第三者機関でない当事者が、あれこれの説明をしても、そのまま信用はできない。本質は「軍隊用の輸送機」なのだから、殴り込み部隊と称される。日本の基地が、戦争を仕掛ける場として強化をされることになる。技術的操縦ミスや機体の欠陥にとどまらない大きな「安全」問題だ。

2012年8月9日木曜日

近い将来、近いうちの混濁政治

 7つの野党の合意で、泡を食ったんでしょう。三党合意というのをもう一度塗り替えて、取り繕った。「近い将来に解散」と「近いうちに解散」を違った解釈にしていくという話。「首相が交替すればなかったことに」と輿石幹事長がいう。民主党も液状化状態に見えてきた。

 野田総理と谷垣総裁は30分間何を話していたんでしょうか。公開しないからなんでも勝手に解釈してもいいんでしょう。写真を評価をするとき、「ああではないか、こうではないか、いやこうだ」と想像させてくれる写真が面白くていいとされます。

 会談をやった場所は、さる料亭か、いや今ならホテルかな?どんな顔つきと顔色していたのかな。事前には経団連の米倉会長から電話が入っていたでしょうね。とりあえず、7野党の不信任案は否決しなくては、消費税増税法案が通らなくなる。それはまずい。お二方とも、財界からの要請には真摯に受け止めることを本旨としておりますだけに、ここは一番手を組みましょうとなった。握手!いや、もっとあるでしょう30分なら。

 今日7野党不信任案は中継もされなかったようだ。明日早朝は、なでしこジャパンの決勝戦がある。そして消費税増税法案の成立が意図されている。なでしこジャパンには金メダルを取ってもらいたいと思う。しかしそれが銀メダルだとしても、明日はこの話題がマスコミ「ハイジャック」となる。なでしこジャパンの勇女たちに言いたくない。「あなたたちの栄誉の日、裏で消費税増税法案が成立した」とは。スポーツの精神とは程遠い日本の混濁政治。
覚えておきましょう。「解散は 近い将来 近いうち」。

追伸
今日はハゼ釣りだった。記事は→こちら


http://9202.teacup.com/tokyoturi/bbs?

2012年8月8日水曜日

今日はいくらか涼しくて、一息入れた


ベンツのコマーシャルの映像は、前方の車両が停止しているのに、気が付かずに走行を続けたら、ブレーキが自動的作動して緊急停止した。前の車両の直前に、ウサギがいたために、停車していたのだったという流れになっている。こういうことは最近ではよくあることだから、事故被害者を減らす良い装置だということは間違いない。

 ところでその前方車両の前にいたウサギは、このときには助かっているが、レーダーセンサーは車両を対象として認識しているようなので、この装置でウサギを助けることはできない。前方車両は、「視認」で停車してウサギを守った。技術の開発は自然保護までは範疇に入っていないようだ。これから先そこまでいくのだろうか。

ベンツのコマーシャル
前方車両に急接近時に衝突の危険性を感じると警告。ドライバーが反応しなかった場合、フルブレーキの40%のブレーキ力で警告ブレーキが作動。さらに反応しない場合、(衝突の約0.6秒前には、自動的に最大のブレーキ力で自動緊急ブレーキが作動します。



勝った理由はなんだろう


 なでしこジャパンのサッカーを見てしまった。昨夜はどうしても、ブログをフェイスブックに接続することができなくて、いつものように寝入ることができず、また起きだして大興奮してしまった。

 「大」は寝酒のつもりで飲みながらテレビを見たため。己はスポーツについては素人だから、なぜ勝つことができたのかなどはほとんどわからない。体格、体力や技量をみて、どうみてもフランスが上だと思った。これは見た人はみなそうだったろう。

 だがしかし、じゃぁどうして勝つことができたのか。それなりの裏付けがあるのだろうと思うが、これがわからない。見る人が見ればもっとわかるのだろうが、不利ではあっても、勝利できたなにかがあった。日常の競技、練習はもちろん監督の力もあり、メンバーの協調共同もあったのも理由。

 そのうえに、力を導き出した何かがある。応援の声も力になったには違いない。しかし応援団は相手方にもあるから、その違いはそう大きくないのではないか。メダルを取ることができたときも、取れると目されていた人、そんなに目立たなかった人(マスコミの怠慢?)も様々いる。もっとさまざまな切り口で、報道してくれれば見る楽しみも倍加する。

2012年8月6日月曜日

腹が立つときゃ この子をごらん 仲が良いとき できたのよ

 夫婦仲は波風あり、なかなか一筋にうまくいくわけでないことを川柳にしたものだろう。オリンピックを見て思った。競泳メドレーで男女とも銀というのは、大きな成果だった。メンバーの会見を聞いていると、互いに協調して和していることが浮かび上がる。


 結果がよかったから余分にそう思えるのかもしれないが、信頼しあったり励ましあうことが、個人で持っている力をより多く引き出した。そんな風に思えたのは、銀メダルのバトミントンの女子ペアもそうだった。信頼しあうことが学生のころから醸造されている。


 女子10000メートルの3人組はまさに、ペアの関係を楽しんでいるように見えた。メダルを取らなければいけないという、プレッシャーで追い込まれることより、ずっとすばらしく感じた。卓球の3人組は泣き崩れて、監督まで涙顔が見えた。心が通い合ったときとはとてもいいものだ。


 ところで、入場式の日本選手退場問題で、福島の子供たちから送られたバッチ(ガレキバッチと称されている)の放射能汚染が問題にされたとの情報が飛び交っている。日本だけが「誤って」扱われたことだった。マスコミもその瞬間を再放送したが、あきらかに確信を持った誘導に見えた。


 橋下聖子副団長がそこにいたそうだから、なにがしか対応はしたのだろう。(だろうね?)政府やIOCは、原因について明確にさせる必要があるのではないか。BBC放送がそのバッチについて報道したといわれているが、確認できない。


 メダルラッシュはうれしいことだが、それでよしということではない。オリンピックのスポーツ精神を貶める行為は、改めなくてはと思う。

2012年8月5日日曜日

あのねぇって言いたくなった

 オスプレイに小一時間乗って、落ちなかったからといってどうして安全が確かめられたことになるのか。騒音もたいしたことなかったと言って。


 日本は安保条約で基地を提供しているが、だからまだに治外法権っていうのがあるわけだ。アメリカがどう使おうと自国の権利みたいなことを言う。以前に何回も墜落し、直近でも事故が起きていることに、物理的危険性が指摘されているのはごく普通のこと。


 その安全を確かめるのがアメリカで、日本には確かめようがなく、それを確かめる意志もない。窮余の一策で防衛大臣が乗ってみる。そしてその通りでございますかという対応のみがある。


 沖縄の米軍が絡む事故事件はすべて、日本の国内法が通じないようになっている。度重なる米軍犯罪で、ようやく地位協定の改定をするかと思えば、「解釈」でお茶を濁す。今は流行らないが売国的とはこのことだ。


 基地問題の解決が安保条約自体を問うことになっていくのは当然の流れ。「なにも言えねーや」というコメントは、精一杯やって到達した成果の表現だったが、それとは真逆のセリフを日本政府にいただきますか。

2012年8月4日土曜日

「消費税廃案」、「脱原発」で大きな一歩


□消費税像是法案の今国会での成立を阻止し廃案とするために、野田内閣不信任決議案を共同で提出する
□同不信任案の可決を期し、国会内外であらゆる努力をおこなう
ということで野党7党が合意した。

 共産党は当然ながら、小沢(生活が第一)氏も加わって「何としても廃案に追い込むという皆さんの主張に賛同する」と共同歩調。三党合意で消費税増税法案を成立させ、自民党が党略解散をねらうという目論見がはずれ、合意三党の中でもがたついているらしい。廃案に向かっておおきな条件が整った。

 野田首相は反原発連合と会うことで、調整に入ったと報道。原子力規制委員会委員長人事で、田中氏不適格の声が高まっている。マスコミでも取り上げられているが、原子力ムラ出身の人事は不適格だ。

 「原子力はコントロールできる」と持論を持つ人が、脱原発や規制に対応できる人材とは思えない。

 原発事故による被曝と長崎、ヒロシマの被爆を重ねて思う人は多い。ジュリー(沢田研二)が歌っている曲があった。

歌詞♪
太陽と放射能 冷たいね 子供はみんな校舎の中育つ 死の街は死なない かけがえのない大事なふるさと 我が家へ帰れない 希望はあるけど こんなにしたのは誰だ BYE BYE A.P.P BYE BYE 原発 苦しみは いつも複雑すぎる 当然 BYE BYE A.P.P BYE BYE 原発 HAPPINESS LAND 終息していない福島 地球が怒る 何度でも 大人はいつも 子供を想い悩む 死の街が愛しい あらゆる不安に苛まれても 偽善や裏切りも これ以上許すの 何を護るのだ国は BYE BYE A.P.P BYE BYE 原発 哀しみはは ひとりひとりで違うよ 当然 BYE BYE A.P.P BYE BYE 原発 HAPPINESS LAND へこたれないで福島 NO 長崎 MORE 広島 人は何故 繰り返すのか あやまち 当然 BYE BYE A.P.P BYE BYE 原発 HAPPINESS LAND 世界が見てる福島 世界が見てる福島♪

沢田研二が歌う







2012年8月3日金曜日

「無気力試合」で失格


 オリンピックがスポーツの最高の祭典であることが問われる。というと偉そうだけれども、金メダルを取りたいあまりの「無気力」試合態度は誰がみてもおかしい。

 出場者は、スポーツ種目の先端記録を目指してどれだけの力を発揮できるかということに意義と楽しみを求めているわけだから、「無気力」(というより「手抜き」)の競技が楽しいわけがない。見ている方にとっても影響大だ。これからやってみたいと考える子供たちにも影響する。

 スポーツの一角を占めようというわが釣り大会も、その精神を念頭に置いてと戒めながら実施している。さる釣り名人が、これまで何回も好成績だから、今回はまあ適当にやっておこうなどとしたらどうだろうか。

 その時優勝したものにとっては、「手抜きの人が存在したうえで」の勝利となる。これはスポーツとしての釣りになるだろうか。やっぱりだれもが全力で競技にあたるということでの評価とならなければおかしい。努力の積み重ねがあり、公平なルールにのっとった環境下で勝利が実現されるのが、本当の喜びとなるのではないだろうか。

 オリンピックとて、「市場原理」からの影響があったり、国威高揚に利用されたりして、自主的で公正な運営が捻じ曲げられることが多々ある。オリンピックに限らず、スポーツの発展にむけてはまだまだ課題があるということだろう。


2012年8月2日木曜日

セブンイレブンでチラシが手に入ります


 セブンイレブンで、8.3首相官邸前抗議行動のチラシがダウンロードできるという。去る相当昔、ガリ版刷りでビラを作っていたことを思い出した。時代は変わったが、チラシをこんな形で広めることができるなんて、想像もできなかった。デジタル時代を批判ばかりしていられなくなった。



 先週金曜日(729日)、国会正門で人が道路に溢れた。終了によりデモ隊参加者は解散。宇都宮健児弁護士が「平和的な抗議行動は、日本の民主主義社会を支える重要なもの。表現の自由は尊重されるべき」と。野田首相と反原発連合とが「面会」することになった。

 聞こえないふりをしているころからみたら、格段の進歩。内容は楽観などできないが、日本の国民が相当怒っている事実が、全世界に報道される。これによってなお、「原発推進派」は追いつめられるのは間違いない。ツイッターを見ると、平和的行動からなお「煽動」するものあり、無用な挑発に乗らないようにすることも大切に思う。

 警察は、通せんぼの規制ばかりでは職務が果たせない。市民が安全に行動できるように配慮するのが当たり前だと思う。あれだけの参加人数を、わざと少なくしておかないで、道路を解放して車の進入を防いだ方が安全ではないないのか。

金メダルが少ない

 BSフジのプライムニュースを見た。トップアスリートが引退した後のセカンドキャリアについて、焦点をあてていた。トップアスリートの引退後の「社会復帰」は厳しい環境にある。自分で企業に雇用されていた人でも非正規雇用者扱いだし、引退となれば契約は打ち切りとなるケースもあるという。指導者として生活できるのはごく少ない。


 アスリートたちの所得は低くて、男で200万~450万円ほどというパネルでの説明に、為末 大氏(ハードル選手=6月引退)は「もっと低いだろうとコメントしていた。同氏は、社員として雇用される場合、期待されることは「社会への貢献、社内への貢献、広告塔としての役割」と分析していた。スポンサーがいないとアスリートとしての道を進めないということでいいのだろうか疑問に思う。


 バタフライ銅メダルの松田丈志もスポンサーがつかずに苦労したとの報道もあった。スポンサーの依頼に「コーチを変えろ」という要求まであるという。企業のコスト削減「圧力」でますます、続けていくのが困難な状況だろう。これでは、金メダルは多くは取れる環境じゃない。


 国がオリンピック強化代表選手には一定の支援をしたというが、その額はドイツや中国に比したら問題にならない。関係する予算のうち「箱もの」にはしっかり財源を相当振り当ててあると民主党の関係者が説明していた。


 為末氏はドイツのように、スポーツ施設がコミュニティの中心として扱われていることに視点をあてていたことが印象に残った。スポーツが誰でも楽しめるもの、健康に役立つもの、コミュニティを活発にしていく役割を論じ、そのためのアスリートたちの貢献を話していたのも、なるほどと思った。

 

2012年7月31日火曜日

ハゼの放射能汚染の調査検体確保


 この時期のハゼは、一潮ごとに大きくなると表される。5センチ程度のものが、木更津周辺のハゼはまだこの大きさのものが多かった。10センチくらいのものも混じって釣れるときには、その瞬間力強い引きに驚かされる。

 10日ほど前に釣ったときには、まったく小さいものばかりのサイズだったものが、今日はよい型のハゼが混じった。台風がまた近づいているとの予報だったが、まだ影響はない。海の水の色も悪くない。青空に白い雲が少しでて、夏の日差しが本番といったとき、海に立ちこんで足が水に浸かると、体温も下がって気持ちがいい。これがハゼ釣りの妙味だ。

 魚のアタリは間断なくあっても針にかからないのは小型すぎるからのようだ。なんとか針にかけようとするが、相手の方がエサをくわえる程度なので、うまくゆかない。大きいものだけ拾って釣るのが常道とのことだが、逃げられるとなんとかそいつを釣ってやろうという気になって、こだわってしまって時間ばかりが過ぎてしまう。

 それでも釣りに来たメンバーは、今日の検体確保に十分な成果(各場所500g以上)を上げることができた。いつもならのびのびと東京湾のハゼ釣りを楽しむのに、放射能汚染調査の検体のためのハゼ釣りでは情けない。





2012年7月30日月曜日

「魚の国のしあわせ」推進会議で!?

 魚類のセシウム汚染の状況を農水省のホームページからみてみた。水産庁は、汚染が、「100ベクレル以上」あれば、市場に出すのは「自粛」させるという扱いにするための調査をしている。

 726日公表したセシウム汚染濃度は、福島県沖や河川、湖沼をはじめ、宮城県や栃木県でも魚類に高い数値が出ている。漁業で生計をたてている人への影響はまだ大きいものがある。釣りを楽しむ者にとっても、趣味のこととはいえ、憂うべき状態が続いている。
 
単位 BQ/Kg
  渡良瀬川上流のイワナ      110~160
  福島県金山町沼沢湖ヒメマス  130
  茨城県沖イシガレイ        150
  福島県大倉川 イワナ       180
  福島県久慈川 ヤマメ       200
  茨城県北浦 アメリカナマズ   120
  宮城県浜市沖 クロダイ     3300
  福島県九野浜沖 アイナメ    460
              ババガレイ  640
  福島県石田川 ヤマメ       420
  宮城県名取川 イワナ       460
  宮城県蔵王町小阿寺沢 イワナ 130
  栃木県中禅寺湖 ヒメマス     170
           ブラウントラウト   160
  栃木県足尾町深沢川 イワナ   250


 ところで、水産庁のホームページで「魚離れ」止めるための対策を考えているらしい。
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本年、3月に閣議決定された水産基本計画において、「国民の「魚離れ」を食い止めるためには、関係者が一丸となって消費拡大に取り組むことが必要」とされたところです。
 このようなことから、魚の消費拡大の取組について、関係者より取組内容を発表していただくとともに、意見交換を行うため「魚の国のしあわせ」推進会議を開催します。
 なお、今回の会議資料は、会議終了後、次のURLページで公開します。
============================= 
 放射能汚染の影響を食い止めるための方策を、どうするのかはよく見えない。セシウムは魚には蓄積せず、排泄されて時間の経過とともに深海へ流れ込んで拡散するという見解のようだ。


2012年7月29日日曜日

今日は官邸前でキャンドル包囲


 今日の首相官邸周辺の抗議行動も大変な賑やかさらしい。IWJの中継で様子を中継していた。異常なことが異常だとなっていないことはおかしい。認められていないからおかしいと言いにきたなどと、インタビューに答えていた。憲法で保障されている権利を行使に来ているという人も。


 NHKが今朝、警察が「規制」に入ると報道していたそうで、そのとおり、かなり警備を強めている状態。それなら、止められた場所で抗議、スピーチをしようと、主催者側が応じているという。無理をしないで安全に脱原発の声をあげようという素敵な「抵抗」をしている。隅田川の花火もきれいだったが、国会のキャンドル包囲もなかなかきれいだ。(19時ごろ)


 議事堂前には8時前には非常に多くの人たちが車道を埋め尽くして、灯りをつけた抗議行動を繰り広げた。国会議員のスピーチもされたということで、ついに国会内へ「声」がやっと届いたのかな

昨日の「脱原発中野もパレード」写真
http://www.facebook.com/tooru.itou.509





2012年7月28日土曜日

暑い中、脱原発、原発止めろの声中野の町に響いた


 昨日に続いて、暑いなか、脱原発の集会とデモがあった。「脱原発中野も パレード」という集会。杉並の集会をきっかけにして中野「でも」やろうと、相談してやることになったという。

 出かけた帰りだったが、中野駅近くの公園に寄って参加した。ブラスバンド隊、ドラム隊、エイサー隊が賑やかに演奏して雰囲気を盛り上げ、「脱原発」の替え歌を歌う部隊も登場した。参加者は、子供連れもあり、仮装する若者もあり、賑やかなものだった。

 集会の企画がなかなか良く練られていて、途中参加、抜け、休憩自由と呼びかけて、トイレや給水、授乳所まで配慮をしていた。集会参加者の打上げを割引で、扱うという「デモ割」は中野では30件になったとのことだった。子供から若者、年配の人まで幅広い人が集まった。








2012年7月27日金曜日

Facebook(フェイスブック)は異人の発想かな

 パソコンがわけのわからないゼロとイチの集合体だとして、金槌で釘を打って板を止めたり、ペンチで針金をねじったりというアナログ?世界からみて、まったくもって実体が見えず、分かりにくい代物であることは間違いない。


 これまでの生活体験のなかに味わっていないことだから余計にそう思えるのかもしれない。その上に、FaceBook(フェイスブック)という奇妙奇天烈な「交流サイト」。これまでの行きがかりがあるから、よしやっちゃおうと取りかかった。


 いじってみてこれはなんだ?ということばっかりだ。そのなかで一番の(多分)要は、実名と経歴、生年月日、性別、趣味、これまで住んだところなど、事細かに「書き込み公表」することができるということ。これにはいささかまいった。


 無論書きこまなくてもいいし、書く項目を選択することも、公表の範囲を友達に限ることも可能ではある。でも、このFaceBookは「自分から先に名乗る」というエチケットを、交流を始める最初に持ってきている点は面白い。(ツイッターは有名人以外は匿名が多い。自己紹介、名前、場所をプロフィールとする)。その「名乗った」人との交流を申込みして、広げていくということになるから、全部を明らかにする方が信用度は高くなる。


 嫌であれば「友達」にならなくていい。「今何している」という命題に書き込んでいくので、その会話をたどって輪を広げていくことができる。これが「アラブの嵐」の情報伝達有力な一つになった。毎週金曜日の首相官邸デモにもツイッターと並んで有力な伝達手段になっている模様。

2012年7月26日木曜日

トヨタが東北復興にかける思い???

 トヨタは、本社、アジアへの輸出基地福岡に続く拠点として東北地方仙台に第3のトヨタ自動車製造基地を造った。トヨタ系列の関連会社を合併して設立した。トヨタの技術、専門知識を教え込むトヨタ東日本学園も設立する。


 愛知にトヨタ工業学園という社内訓練学校があるが、これとは別に、トヨタ東日本学園を東北に開校して「人材育成を図る」ことにしている。昨年7月には設立決定していたとのこと。


 しかし、額面どおりの歓迎ということになるのか疑問を感じる。生活の再建でほとんど前に進んでいない中、「復興バブルで好景気で仙台には建設業界を中心にカネが集まっている」という状況(=「ビジネス立体思考」)。


 非正規従業者を都合よく雇用して、賃金コストを低く抑えるということが見えてくる。世界と戦って利益を出すことを目標とするということだから、復興を「足掛かりとして」のたくらみとも思える。

トヨタが東北復興にかける思い




2012年7月25日水曜日

パソコンは便利とやっかいの機械


 今日は朝から暑くて、冷房なしにはいられない。ファイルのバックアップの不十分なところがあったので、修正した。パソコンが壊れたときのバックアップは、やっておかないと心配だ。オンラインのストレージを2種類でやっておいた。

 パソコンのファイルが無くなってしまっても、財産や健康がどうなるわけでもないが、あれこれ時間ばっかりかけていじってきた「成果」も財産と言えば財産。慣れ親しんだものが無くなるのはやっぱりショックかもしれない。

 パソコンは人間の命と同様に寿命がかならずあるらしいから、扱いもぞんざいではいけないのだろうが、なににつけてもわからないことが多いから、どうしても荒っぽくなる。間違ったやり方をしたときに、「違うよ」「なにやりたいの」「これじゃないの」と応じてくれればいいと思う。(それに似通った動きをするものもあるが)。
 
 パソコンを使い始めてもう10数年になるが、よくわからないことに輪をかけて、通信技術も機械的な容量も変わっていって、それに応じた「ソフト」がまたどんどん進化する。これが「オタク」をつくるのもわかる気がする。

 バックアップで時間を使ったので、30分でレジメをつくって釣りの会の会議にでかけた。来月のハゼ釣りの段取りを決めて帰ってきた。レンタカーの空き状況をネットを使って調べ、予約を入れて、つりの例会成立となった。

2012年7月24日火曜日

アメリカにものが言えないのが、日本のあり方では。

 アメリカは横暴なところがある。世界の「覇者」だからですか?
オスプレイの配備については、「日本の政府」以外は沖縄県も配備計画されている宜野湾市長も、岩国市長も受け入れに賛成していない。全国知事会も自治体の意向無視を批判している。


 日本政府の態度はなんだろう。喩は悪いが、ヤクザだって「「ここは一番…願いたいと思っているところでござんす」くらいは言うだろう、こういうときは。イエスマンと言う言葉があったが、それに輪をかけて、先回りまでして従うことはしても、モノを申すことはない。これが日本の政府の状態。


 これは政治でもなんでもない。国民の大事なことはお任せする資質は持っていない。これが今までの日本の政治の在り様だったのだと今更ながら思う。「安全が確認されない」の言質にすがって、調査団をアメリカに送るというが、そんなことで理解できることでない。わかりきっている結論だ。「ああそうですか」しかないんでしょ。


 プロ野球選手会がWBCに「苦渋の選択」をした。WBCは、日本野球機構が日本チームは参加するといっているから、国内の問題だろうと逃げた。(結果として出なかったら、「訴訟」でもする気だろうか?)。日本のスポンサーも金を多く出していながら、日本野球選手の「受取」が少ないことに異論はないのだろうか。それともアメリカスポンサーに配慮するのが日本の企業メリット?

2012年7月23日月曜日

自分の意見を気兼ねなく主張するのは大変なこと

 これは命題。なかなか難しいことだと思う。「原発事故では放射能では直接的な影響で死亡した人はいません…」とエネルギー政策の意見聴取で発言した「電力関係者」がいた。これは自分の意見ではないだろうと思った。電力会社の幹部が言葉に出しそうなセリフだから。


 電力会社は、意見聴取の場に、関係者を意図的に出席することはしていないと言っているが、これも信用していいのか、これまでの「やらせ」具合を見ていると俄かには信用できない。


 会社のために「亭主元気で…」とまで「もてはやされ」、過労死という新語を生み出すまで尽くすのが、社員の宿命とされてきた。会社と同じ考えに立たないと身分が危うい。


 原発の下請け作業員は放射線線量計器を鉛で包んで、反応を鈍くして作業する。いやなら仕事から外される。こんな立場で本当に思っていることが言えるのか。飛び降りなければ仲間でないという中学生の論理に似る。

2012年7月22日日曜日

今季初のハゼつりに慌てて準備して

 釣りの会のハゼ釣り例会だった。初回はいつもバタバタと道具の支度にあわてる。昨年のハゼ釣りから9カ月もたっているから、頭のてっぺんのつり傘から、足の先(スパッツ)の支度まで、大騒ぎだ。おまけに朝になって、餌箱がないのを思いだして早朝からガタガタとやかましくてご近所に「ごめんなさい」。雨もようにつき雨具も用意して、やっと支度完了。


 アクアラインのトンネルからでると、天気は悪く雨が降ってくる。天気が悪い時は、千葉は東京よりもう一つ悪い天気が通例だ。おかげで、木更津港の脇の小さな港(内港)には、人影は見えない。傘を被って雨具をきて、始めたのは8時をまわっていた。


 さっぱりアタリがなくて、申し訳なさそうに一尾釣れたのは30分以上たってから。満潮の状態から干潮にかかるときだから、かなり深さがあるのは新しい港のほう。粘ってみたがちょっとダメなので、浅場になっているほうへ移動した。


 牡蠣が育ってへばりついている浅瀬には小さなハゼがたくさん見える。これを釣るしかないと、集中したが、針が6号なのでもう一つ針がかりが悪い。ちゃんと準備すれば5号針で結構いけたろうにと悔やみつつも、懸命につり上げる型は5センチ程度が大方で、10センチがちょぼちょぼ。


 10時過ぎになって雨がやんできたころに、釣り人が何人かやってきた。港の足場のよい高い位置は、干潮になったら水がなくなって、釣りにはならない。歩き回らない「えんこ」づりのお二人ができなくなったころには、次回のためにと場所をあちこち変えてみた己も釣れなくなっていた。少し早いけどどこに行っても、竿がだせないだろうとあきらめて、帰ることにした。


爪楊枝が大きく見える!63尾




増税を公共事業にと臆面なく要求するか?


 消費税が増税になるのを見込んで、公共事業へ資金投入を要求する。参議院での審議が始まったところなのに、増税可能と読むや、公明党も自民党も公共事業に100兆円とか200兆円とかを投入しろと、あけすけに要求。やっぱり、消費税増税で「社会保障充実」という化けの皮が剥がれる。自民党が政権取っていた時代と同じことを求めていると思っているとしたら、時代錯誤。そんなことを言っていて支持率があがるはずはない。






2012年7月21日土曜日

軍艦と釣り舟並走キスの釣り   緑水

 つりの名人の句をいただきました。この釣りに私は参加しませんでしたが、光景が目に浮かびます。東京湾の風物詩で、誰もが楽しめる、ハゼ釣りの次に楽しめるつり。つい最近までは、木更津の小さな港近くでは、ハゼに交じって「陸っぱり=オカッパリ」(死語ですかぁー字が出ません)で釣れたこともあります。「オカッパリ」とは、陸から立ちこんで釣ることです。

 日本海側では今でも5メートル竿があれば釣れます。その強烈な引きには、「なんだこの引き方は」と思わせるものがあります。東京湾じゃ今は船で出ていく以外にありません。しかもちょっと遠くへ。せっかく出かけた海原に無粋な軍艦。「日本を守る」のだと言っている。しかしねぇ、守るったって東京湾じゃぁ埋立で稚魚が育つ場はほとんどなくなっているわけで、「マコガレイ釣り」などという冬の風物詩も消えましたね。無粋な輩に「生命、財産」を守っているといわれても、釣りも文化も消失のみじゃぁ守ってることにはなりません。

 このキスつり場面写真撮ろうと思ってみた。無論夢想ですが。
 カメラは海原で、キス釣りを目いっぱい楽しもうかという釣り船を、当然ながらメインに据える。後景に軍艦を配する。この軍艦は、ボカす。携帯でないカメラは「ボカす」ことにポイントを置く。ここが携帯カメラとの違い。平和の下で安心して(放射能は心配!)釣りを楽しむ。これが絶対だから。米軍や自衛隊は「後景」だから皆幸せなので、表に出てきては「戦前」より悪くなる。

 しかし今はそれにとどまらない一歩先を要求している。安保体制への言及も始まった。沖縄県知事、山口県知事も「オスプレイ」配備では「安保条約について」表明するところまできた。いまのうちに思い出しておこう、安保条約10条「…もっとも、この条約が十年間効力を存続した後は、いずれの締約国も、他方の締約国に対しこの条約を終了させる意思を通告することができ、その場合には、この条約は、そのような通告が行なわれた後一年で終了する。」





2012年7月20日金曜日

西と東と日本列島が揺れる


 西の市長さん6年前の不倫報道、どうどうと否定もせず「潔さ?」をウリですかね。昨今の閣僚なら、首は間違いないでしょう。でも、「人気があると」まだマスコミが持ち上げているから、凌げるまでの時間稼ぎというところ。

 しかしご本人は、民主、自民、公明党などが、エールをだして風見鶏ふうのお付き合いだから、その上をいっているつもりでしょう。それもヒットラー風の。それなら、よけい政治的にはお引き取り願うのが妥当。市民の批判はあるということは言明して分かっていらっしゃるようなので。

 東では石原都知事さんが、体調不良でオリンピックへの招致行脚を取りやめたとか。とりあえず、ファーストクラスの「旅行代金」経費は使わないということになるのか。であっても税の浪費は大きい。知事本局を中心に大掛かりな招致体制だから。さて人件費はいかほどになるのか。

 西と東で自然界が荒れたあとに、同時に起こるなんて、妙なこと。そして今日は雨の中の脱原発官邸包囲デモに鳩山前首相が。その是非はともかく、風向きが変わってきたことは違いない。
日本列島30か所で脱原発のでもがあったという集計もある。


メルトダウンブルース音頭ができたそうで、出所は四万十のデモとのこと。

2012年7月19日木曜日

「宅男」「宅女」は「パソコンお宅」だって

 中国の国語辞典での改定で加わった言葉。横文字を散りばめる日本語と違って、なにかわかり易い気もする。その「宅男」でいろいろ情報を見ていた。


 毎週金曜日は首相官邸前の脱原発集会で、参加者がうなぎ昇り。主催者発表で15万までになった。歩道では間に合わないという状況になってきたという。


 それを計算したわけではないだろうが、28日(土)に中野区内を巡る「脱原発中野も」のパレードが準備されていた。5月から着々と準備されていて、ブラバン隊、歌声隊、コスプレ隊など楽しそうなパレードになるようだ。


 これもツイッターとホームページ、フェイスブックが情報伝達の手段になっている。だから、首相官邸前の集会後の「デモ割」(=飲み屋さんの割引)を、中野でもやることになっていて、グーグルの地図でその店の場所もわかるということになっている。(うれしいことだ・本音あり)。


 野田総理殿、大飯原発再稼働のツケはおおきいですよ。


「脱原発中野も」ホームページ

2012年7月18日水曜日

17万人集まった「さようなら原発10万人集会」の大きさ


 朝日新聞は「警察発表で75千人を数えたがあとは未集計」などと書いたりした。主催者発表と警察発表を「根拠」にしないで、独自に数えたらいかがなものか。ある部分では警察はかなり信用しきれないというところもある。

 マスコミの使命としては、独自集計で発表するのも必要なことと思う。選挙の開票速報は独自集計でやってますよね。もっとも、あんなに集まったのを見たことはまずないだろうから、数えることもできないか。先輩方の出番ですよこういうときは。


 FaceBookやツイッターの交流サイトで、いろいろな情報を見た。「ストップ・脱・さようなら・なくせ、原発」の行動に、持ち寄られたものは非常にひろい分野のものが結集しているようだった。



 若者のラップ≪=メロディをあまり必要とせず、似た言葉や語尾が同じ言葉を繰り返す、韻を踏むのが特徴的(ライム)で、口語に近い抑揚をつけて発声する唱法。曲の拍感覚に合わせる方法(オン・ビート)と合わせない方法(オフ・ビート)がある≫は、原発を日本がアメリカの意図に乗って…と謳いあげたし、原発を告発する素晴らしい写真も目にした。両方ともFaceBookでは共有させてもらった。


 集会当日の武藤さんの静かな口調でも、心にしみこんで揺すぶった話にはまいった。こんなにたくさんの分野からもちよられた力は、「何かの音」などでない。何かが起きていく前兆と言うほうがふさわしい気がしてきた。



2012年7月17日火曜日

民主主義って難しいけどお付き合いしないとと思って

 原発意見聴取会で「電力会社関係者」がちゃんと出席しているという報道。抽選だから不正はないというが、問題になったら不正はないのに「改善する」ということ、これもおかしなことだ。民主主義とは日本の政治には「ないに等しい」ことと見える。


 そう思えば「自由」だの「民主」だのという文言を使って、実はそれとは中身の違う政党がずっと存在しているというのも、そういうことかと思う。民主主義がなんたるかは、わかりにくいし、なかなか我々の身に付きにくいことだと、日ごろ思う。多数決というものだけの「利用法」では魅力は語れない。


 情報の共有というのも民主主義がないといけないのだろう。プラスの情報もマイナスの情報も共有できなくては共通の土台に着けない。原発利用をどれだけにするかの論議を、数か月で結論を出すこととしているが、それを聞いたドイツの人は「我々は5年かけて」論議してきたと批判したという。


 民主主義が時の権力者にとって都合よくつかわれるのでは、多くが望むことが通らず、世の発展とはならないものだろう。小選挙区中心の選挙制度が、圧倒的な死票を生み出しているから、皆の意に沿わない民意のねじれがいつまでたっても治らないということになる。まったくもって議会制民主主義に反する。


 アラブの嵐で役立ったツイッターやフェイスブックは民主化闘争の手段となった。と聞いて、登録して参加してみた「Facebook」に、昨日の「さようなら原発10万人集会」の写真集を載せてみた。圧倒的な民意を集めたと確信をもった集会を、たとえちょっぴりでも伝えたいし、共有したい。


FaceBook

 Facebookの「友達になる」ための通知を、手広く発信してしまった。ご迷惑の向きもあったかもしれない。複数の友人から、「なんだかわからない」と連絡があった。でも私を知る人は「私が危ないもの」とは思わないでしょうから、アクセスしても大丈夫。(写真をクリックすると拡大しますが、その写真をクリックすると次の写真に展開します。都合28枚。)



2012年7月16日月曜日

さよなら原発10万人集会、すごい人並み


 つりの会の仲間と一緒に、代々木の集会に参加した。11時過ぎに会場にはいったときには。まだ日陰を選んで座る場所を確保できていたが、12時を回るころには会場があふれ出して、競技場の外回りはもちろん、道路までが集会場となっていた。

 とても暑い中でも、呼びかけ人の方々は心からの訴えと呼びかけをして、暑さなにするものぞとの、力のこもった話だった。

 会の20人がデモに参加して「原発はやめろ」の声を、「現職」の方々と一緒に訴えて行進しました。17万人が結集とのことだったが、ヘリコプターも4機ほど飛び、空から現認できただろうから明日はどのような記事になるか。

  帰りに寄った「デモ割」はなかったが、好意的に早く受け入れてくれた飲み屋さんで、会の運営のあれこれの情報交換やら将来の話やらが交流されて、これも有意義だった。原発効果としていただいておきましょうか。



午前中はまだ空きがあった
瀬戸内寂聴さん参加 撮り損ねた!

2012年7月15日日曜日

さようなら原発10万人集会は一面トップでお願いします

 朝日の天声人語に、首相官邸前の金曜集会について書かれている。日米安保改定の時との違いなどを。


 いわく「300人で始まったものが万単位になっている」「750万筆の署名に、政府は再稼働で応じた。声が届かないなら、届く大きさにするしかない」「代々木公園で明日、大江健三郎さんや瀬戸内寂聴さんがよびかけた<「さようなら原発10万人集会>がある。…アジサイの季節に広がった運動が大輪に育つかどうかの山場でもある」と。


 やっとこれだけのことを。マスコミなら、300人で始まったときから書いてもおかしくない。朝日新聞が「反?脱?…原発」に身を置いたとも聞いたが、それなら、もっと正面から記事としてかいたらどうなのか。


 750万もの署名が集まったならどうしてその価値と大きさを伝えないのか。<声が届かないなら届く大きさに…>に至ってはあきれ返った。まるで他人事だ。届かない大きな原因は新聞やテレビがこれまで伝えてこなかったからだとは、素人でもわかる。


 テレビ各社、新聞社が取材に来ているのに報道されないという事実は隠せない。<大輪に育つかどうかの山場だ>とまで言ったんだから、16日の「さよなら原発10万人集会」は一面トップでしょうね?

2012年7月14日土曜日

立野ダムは洪水時にあてになるか?


熊本市の白川が氾濫した日に川を見て回り、「洪水についての見解」をまとめた緒方紀郎さん。白川流域の河川改修が進んでいないこと。立野ダムが洪水時に当てにならないことを明らかにしました。

立野ダム計画の問題点の映像(27分)(2012115日)

当日のニュース
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NHKニュース( NEWS WEB)
熊本 白川流域全域に避難指示
712 1027
大雨の影響で、熊本市は午前9時20分、市内を流れる白川が氾濫危険水位を超えているとして市内の白川流域周辺に住むすべての世帯を対象に避難指示を出しています。
59年前に大水害
白川は、阿蘇地方から熊本市の中心部へと流れる一級河川で、いまから59年前の昭和28年6月26日に梅雨末期の大雨で氾濫し、熊本市などで死者・行方不明者が400人以上に上ったほか、流域の広い範囲の住宅などで浸水の被害があり、「白川大水害」と呼ばれる大きな災害が起きています。
また、白川では昭和55年と平成2年にも大雨や台風で増水し流域で被害が出ています。
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この活力に尊敬です!情報は川辺川メーリングリストから。



2012年7月13日金曜日

除染技術を開発した水処理メーカーが「原子力利益共同体」から妨害を受けた


 オゾンの酸化力で建物や道路、土壌に吸着したセシウムを剥がすという技術を開発し、複数の学校や商店街から要請があるのに、機構の妨害によって活用できない状態になっているという。

 この会社の前社長が機構を相手にして謝罪と損害賠償を求める訴訟を起こした。機構は、内閣府の委託でやった実証実験で、「最終段階で中止、除染効果は低い、コストが高い」とし、メールや文書で当会社の役員にはたらきかけて、社長解任させた。

 また、原子力機構の実務責任者が、新技術を機構やゼネコン、東京電力などと連携して研究するようにとメールで「アドバイス」までしたということだ。

 そういえば、東京都が受け入れたガレキ処理の事業者は東京電力関係会社だった。滑って転んでも、東電やゼネコンが設ける仕組みが出来上がっているというわけだ。

2012年7月12日木曜日

クラゲごときに惑わされるな

と経済産業省副大臣が関西電力に対策を指示したとか。自然は甘く見ることはできないのはわかっているだろうに。いや、もっともわかっていても再稼働するのだから、わかっていないのと同じこと。


 保安院が「クラゲ来襲」と発表しているところをみると、もう言葉の使いようもまともでなくなっている。官邸前の抗議デモの声を「音」としか表現できないのも。取水口に詰まったクラゲを取りだすための間は、出力をダウンさせなくてならない。


 地震がこなかったとしても、使用済み核燃料の廃棄方法、廃棄場所も含めて、安全は「想定」できない。原発の稼働を止めることが一番の道。クラゲごときにと思っても、取水口に入り込むクラゲは事前には排除できない。


 電力会社の傘の中に野合する政治家、大企業の心配ばかりする輩をクラゲは笑っているのではないか。まさかクラゲを取り除く費用まで電気料金に入り込ませるようなことはないでしょうね。

2012年7月10日火曜日

水産庁の水産物放射性物質汚染調査の結果は


 7.6にまとめられた、水産物放射性物質の汚染調査結果は、福島県沖や福島、栃木県の内陸部の魚にも濃度の高いセシウムが検出されている。北浦や印旛沼などの沼地の魚種に高い傾向もある。特異なのは宮城県沖(東松島市浜市沖)のクロダイに3300ベクレルもの値が出て、この理由を解明したいところだ。


単位はBq/Kg






2012年7月9日月曜日

釣りを続けるためにやること


 仙人が留守の間にまた転んだらしい。歳を取るとこういうことが多くなるんだなと、いとこが言う。身体のあちこちの機能が低下してと、頭ではわかっていても怪我をする。完全に防げないとしても、気をつけてもらう以外はない。自分もだんだん他人事ではなくなる。

 痛みが幾分かはやわらいできているらしいから、明日は医者に行けそうだ。そういう己も怪我こそなかったが、釣り場での藪こぎでは急坂を上下してよく転んだ。足が上がらなくなって笹竹に足を取られた。転んだ先に倒木のとがった枝が出ていたこともあった。

 疲れが残っているのは当たり前。しかし、釣りも単独ではこんなことは適わない。釣り場の選択や、昼食の支度、交替の運転…と、協働の力とはこういうことなのかも知れない。釣れたという満足感が残ればこの上ない喜びになる。そしてまた行こうとの意欲が湧いて残る。

 この間メールの連絡でいくつかやることができた。とりあえずHPの更新をした。釣りの会として、7月16日の「さようなら原発10万人集会」に参加しようと、取り組みを始めている。ここ3回の放射能測定調査で、魚の汚染状態を測定した。一部には高いものもある。安心して釣りができる海、山でないと楽しむことはできない。


 3
回目に調査した手長エビ、イサキ、シロギス、ハゼは低い値だったが、汚染がどう変化していくのか注目だ。→放射能測定結果

2012年7月8日日曜日

イワナより、ミズもみやげに


 最終日はUさんが、午後には帰るので近めの渓流を選択して、春先に開発した沢で、入りやすそうなところを選んだ。そこも沢に入るのには藪こぎをしなければならない。

 沢の流水は一度増えたようだが、今は通常の量に戻っている様子。春先と違って、安定している沢に、イワナの反応は少なかった。代わりに、ミズが勢いよく成長して、「美味しそうな」姿態を見せていた。

 前回の釣りの時も、採って漬け物にしたが、今回は大きく成長した上に、生えている場所も増えていた。反応の悪いイワナよりミズ採りに変更して、根元が赤いものを、束ねて採った。

 Uさんも、宿泊所の部屋の冷凍庫を占拠したイワナに加えて、ミズがみやげに加わった。今日の天気は一転して晴れ上がり、気温が上昇したので、イワナの反応が悪いのはうなずけた。

 それでも、アタリを取れない場合も複数あったから、イワナがいないわけではない。最後に良型を一尾あげた。今回の釣行は二人の合計で60尾になった。これまででは一番多かった。自然がその形を残している場所で、渓流魚にまた出会えるのは嬉しいことだ。いつまでもこういう状況が続いて欲しい。

2012年7月7日土曜日

天気が味方してでは、腕前が関係なし?


 同行のUさん。今回の釣行は随分釣っている。早朝はかなり雨が降っていた。今日の天気は昨日よりも雨の確率が高かった。しかし、朝からの晴れ間が曇りはしたものの、一日雨が降らずに過ごせた。

 午前中は葛根田支流の有根沢。この2.3年まあまあの釣果だったので、釣り場に決めた。土曜日なので、他の釣り人が入る可能性があったが、岩手の釣り場では自身欠かせない場所なので、様子は見てみたい気持ちもあった。

 今回の釣行がいつもより時期が遅かったのもあって、草木がかなり伸びてはいるが、この渓流は幅が広いのでそれが気にはならない。竿を出すところ、調子よく釣れて、ここぞと思うところでは必ず反応があった。こんなことも珍しい。

 二日前の初日には大雨に振られて、難儀はしたがやっぱり反応は良かった。昨日の秋田の沢もイワナはよく出てきたので、この雨の影響がでたものと思われた。

 三日目の今日は、朝から昼ちょっと過ぎまでに二人で29尾のイワナが釣れたから、結構な釣り具合だった。しかし釣れたほうにしてみれば、腕前で釣ったと思うのだが、「もし」雨がなかったら多分そうはいかないだろうと思う。

 ここ三日間の釣れ具合は、これまでに経験したことのない結果だけど雨の影響がとUさんに言うと、いささか釈然としないようだった。釣り始めの流れは相当濁っていたけれども、終了時にはもとの透きとおった渓流に戻っていた。最後に釣れたイワナはとってもきれいだった。


昼食後は、これも昔釣った沢に行ってみた。小さな沢で水量も少なかったものの、Uさんは4尾を釣った。

 早めに釣りを切り上げて、宿から7分歩いて入った野天風呂。なかなか良かった。



2012年7月6日金曜日

雨ならチャンスでイワナ湧きだす


 出がけは晴れていて、天気予報が外れることを念じながら、秋田の生保内に向かう。46号線のトンネルを超えて、すぐに左に折れると生保内川の上流に向かうことになる。

 降りてすぐの沢で、短時間にイワナを結構釣った記憶があった。それを頼りに、今日の釣り場と決めたが、川の様子を見ると本流の流れもなかなか良い水色をしている。川のすぐそばに車を止めて川に近づくと、80歳ほどの老人が長い杖をもって川を眺めていた。

 袖すり合うも多少の縁と、挨拶して「魚釣れますかね」と声をかけると、「ここいらへんじゃあ釣れないよ」と返事が返ってきた。話しているうちに、かのご老人結構釣りに詳しい人だとわかった。昔はよく釣れたとのことで、カジカも昔はずいぶん釣ったとのことだった。


 それから雨に追いかけらながら、やっと見つけた屋敷沢。二人で12尾。良い型も交じって喜んだが、雨が降らなかったことを考えるとずいぶん助けられた感じだった。雨でやや増水、笹濁りという条件がなかったら、釣果はどうだったろうか。場所を変えて釣ったところでは二人でイワナ3ヤマメ4尾だった。