2012年3月12日月曜日

確定申告

 確定申告は、ここ何回か国税庁のホームページから確定申告の入力をして、プリントして税務署へ持って行って申告していた。昨年の申告では、白内障の手術で医療費がかかったので、医療費控除ができて還付金があった。


 意図したわけではないが、左と右の眼の手術は二年ほどの時差がったので、2回医療費控除を受けたことになる。白内障の手術は現在日帰りでも扱うらしいが、順天堂医院は4日ほどの入院で手厚く面倒を見てくれた。もちろんその「滞在費」はかかったからその金額が大きかった。


 ことしはそれもないので、いくらか所得税を払わなくてはならないだろうと覚悟して、確定申告書のフォーマットに数字を打ち込んでいった。年金の源泉徴収票の年金額と源泉徴収額、社会保険の支払額を記入すればできあがり。税額は1700円とでた。


 それから、申告書の印刷に展開しようとしたら「年金が400万円以下で他に所得がない場合は申告不要。ただし、住民税の申告が必要な場合がある」との説明がでてきた。


 そこで、区役所住民税係へ電話したら、住民税の申告は必要だという。電話を切ってから思ったのが、所得税の確定申告をすれば、住民税の申告は必要ないのではということ。


 もう一度区役所に電話して、確かめてみると所得税の申告をしても住民税では捕捉できない場合があるらしい。住民税の申告書は送ってもらうことにしたが、所得税の税額1700円はどうなるのか?と思ったら、申告をしないわけだから結局「実質減税」ということになってしまうらしい。


 儲かったみたいと思ったが、先の税制改正で住民税の負担額が相当増えていることを思い出した。それに介護保険だの国民健康保険だのという別の税ががっちり取り立てられているのだから、儲かったどころでない。わずかなサービスと言った方がいいかも。

2012年3月11日日曜日

絆その2


 109日に見た被災地の現状。宮古から結局釜石まで通り抜けた。道路は障害なく車が行き交っていた。動いていたのは車だけだった。
穴の開いたような集合アパート
きれいに積まれたガレキの塊
地盤沈下してところに被っている透明な海水
無くなった駅
岸壁を乗り越えて道路に飛び込んだ船







 どういう言葉で表せばいいのかわからない。見たことも聞いたこともなかった情景をともかく撮るしかなかった。目的だった行く先の、何回かハゼ釣りに行った山田湾の織笠川、山田線の駅は跡形もなかった。

 川の橋で釣りをしていた人、船を2艘流されたと言っていた。釣り仲間が後から来て、どこそこでは釣れているという話を交わしていた。救われた思いがした。釣りどころではないという感情という、われわれの勝手な思いは、地元とは違った一面的な感情だったと思い知らされた。川と海の境目に作りかけていた大きな水門の白いコンクリートが光って見えた。脇の港は破壊されていた。

 川の南にある高台の「道の駅やまだ」は今回も、休憩地だった。「絆」の文字入りTシャツ。衆議一決買うことに決めた。「絆」は現地で生まれた言葉だ。



2012年3月10日土曜日

 絆は自由を縛るという意味も内包する。しかし、それほど固いむすびつきという意味でいいだろう。ともかく助っ人にいくという、こういう折にNPOや団体が自主的に現地にいって、「損得抜き」に支援した。


 こういったことの厚情をこれほど実感を持って、感じたことはない。特に福島原発の事故にたいしての国の対応などをみていると、その交流の価値の大きさを感じる。


 支援した人たちがそのリアクションで現地で励まされる。元気をもらうなどというヒューマニズムの一面を教えてもらった気がする。この機に結婚した人も出てきたし、普段はほったらかしの間柄の人に連絡したり、なにかできることを懸命に考えたり。日常で忘れていた、「忘れてはならない大切なこと」を思い出させてもらった。


 何ができるわけでもないが、とりあえず記憶からなくしてはならないと考えて、津波の映像をユーチューブから集めて記録した。どう生かせるかはさておいて映像記録としておいた。


 次には現地に行きたいという気持ちが湧いてきた。岩手山麓の仙人のところから、日帰りで可能なので、従妹と親父と一緒に「行っていいのか、邪魔になるのじゃないか」という疑念を頭の隅に置いたまま出かけた。10月9日のことだった。


 最初に見たのが、堤防の内側に点在する車の群れだった。現実に見た最初の光景だった。やっぱりこれがたくさんあった報道の現実性を受け止めるに十分な光景だった。



2012年3月9日金曜日

徹底的に長期に放射能汚染の調査が必要


 NHKが放射線物質の調査を徹底してやるべきだと、アナウンサーがコメントした。これ自体重要なことなので、やっとNHKもそうなったと思うところ。

 チェルノブイリの状況を昨夜のテレビでやっていたが、長期に(今でも)放射線の測定をしており、メッシュで定期的に変動を調べている。低かったところでも気象条件などで、線量が上がっていく場合もあった。国家予算の2割を使ってこれにかかわる政策をしていると。

 その中で、ミミズの検体を調べたら高濃度の汚染があったということだった。日本でもこれが、渓流魚に影響することがあるのではないだろうか。栃木県の16漁協が、渓流魚の放射能汚染によって解禁時期が延期になっている状況を受けて、「キャッチアンドリリースで」と県に申し入れたとのこと。福島や栃木県の渓流魚は線量が比較的高い。

 渓流魚はミミズが大好きだと言われる。もう何年か前だったが、ちょうど今頃、ヤマメの発眼卵放流のカゴの回収で秋川の支流に入ったときのこと、ちょうど雨の後だったときだった。ドバミミズがぞろぞろと歩き回っている場面を見た。あまりの多さにびっくりしたことがある。

 このミミズ、大きいからイワナを釣るときには絶好のエサになる。ミミズは腐葉土がエサ場だから、腐葉土にセシウムがあれば蓄積される。森の落ち葉にも当然付着しているだろうし、渓流に流れ込んで有機物から水生昆虫、魚へ蓄積していくことになるだろう。

 そんなことより、人間の生活に大きな影響を受けている方が問題だというのも当然だけれども、自然を生かした風、太陽光、水力(無駄なダムは除く)、波浪、地熱など再生可能な方法をないがしろにしてきたことが今の事態を生んだ。

 少なくとも掛け違ったボタンを戻す道に行かなくちゃならないだろうと思う。水産庁の調査(と言っても各都道府県の調査の集計)でも渓流魚が対象になってきたのは当然だ。つり愛好者の権利にかかわっている。

2012年3月8日木曜日

公務員の退職金2950万?


 朝日新聞の一面で大きく書いてある。公務員はなんて贅沢なんだろうと誰しも思ってしまうだろう。ごく一部の官僚ないしお偉方はもらうだろうけど、60数万人の国家公務員がみなそんな処遇を受けているはずはない。

 それに、退職金は年々削減されている。支給月数がどんどん減ってきている。そして、「人件費削減」で月額本俸自体が減額になるから、この影響だけでも相当減っていく。民間に比較して高いとしているが、賃金を抑え込まれている民間の支給との比較をしている。

 人事院は、政府が人件費の二割削減をすることに、人事院制度の趣旨から賛成していないはずだ。それでも退職金が高いというのはどういうことだ。実態として削減をされてしまうわけだから、二重に不届きなことだと思う。

 公務員の人件費は高い方がいいとは思わないが、あれこれの事情で民間の賃金が低くなり、その低い方に合わせろということはおかしい。経済政策の失敗は政府の責任以外のなにものでもない。そのつけを被せられるのは納得できないことだ。

 昨年の大震災の復興の教訓として、自治体の相互応援が役に立っていて、各自治体にその受援計画が少ないとNHK解説者が言っていた。国や県には窓口がないから、大切なことということだった。

 しかし実際の自治体職場もこれまでの定数削減でギリギリの仕事をしているところがほとんどだ。立川市の「孤立死」に市役所が対応しなかった非を煽るようなマスコミ報道があるが、専門に回ってみて歩くような職域は多分ないだろう。やったとしても兼任でしかない。

 良いことではないが、公務員とて大阪府警のように自分の職域で業務成績をあげないと、出世もできないし給料もあがらないという処遇なのだから、忙しければ成績に残るような仕事をかいつまんでやるようにもなる。

 民間の労働条件がいかにひどいものであるのか、昨日添乗員の残業代支払いを求めた裁判で「106万~372万円を支払え」と支払い命令がでた。阪急交通社の子会社が「みなし労働時間」として支払わなかったことについての東京高裁の判断だった。

 こういう民間の「低賃金構造」と比較して公務員賃金が「高い」と、ことさら宣伝することに意図的なものがあるのではないか。住民の福祉向上のために必要なサービスは、公務員を増やさなくて実現しない。

2012年3月7日水曜日

電動歯ブラシ復活、シェーバーは替え刃で

 電動歯ブラシが、充電ができなくなった。P社の電動歯ブラシは結構高価だったものだ。78年は使ったものだからもう寿命かと、買うことを考えたが、電池を変えることができないのかと思いついて、ネットで検索したら、機種が少し違うがやっている人がいた。


 ネジをはずしてみたまではよかったが、ツメがかかっていて外れない。頭の方をすこし叩いたりしてみたけれどもそれ以上はびくともしない。ダメかとおもいつつ何気なく電源をいれてみたら、なんと動きだした。


 そういえば相当昔、ラジオやブラウン管テレビが動かなくなると叩いて一時直したことを思い出した。


 しばらく動いているから、もう少しは使えるかもしれない。充電をしてみたら、しっかり動いている。B社シェーバーの方も大分古くなったのでこの際買い替えをしようかと思っていた。


 これもネットで調べるうち、替え刃でも対応できることが分かった。電動歯ブラシとシェーバー両方を購入となると、前回並みで3万円にもなる。この際日本経済の消費拡大に組しないことに決めた。


 消費税引き上げなんかになったら、電動歯ブラシは廃棄して手動歯ブラシに。シェーバーは旅行先で手に入れたカミソリで間に合わすことにしよう。髭なんか毎日剃らなくたっていいんだから。

2012年3月6日火曜日

蠢くのは虫だけでない

 今年はうるう年だったから、啓蟄は5日だったのかな。日中気温があがったので、夜のウォーキングのときは、生暖かい空気が混じっているようだった。

 家を出てすぐ、カエルが「ひき逃げ」にあって、つぶされているのを見た。暖かさに慌てて、出てきたものだろうか。可哀そうな。

 昼間は家の周りを猫が回って歩いて、夕刻には鳴き声をあげたから、春の訪れを告げたのかもしれない。

 一昨日の4日に、つりの会の総会を開いたが、仕事やほかの計画行事に3人もぶつかっていた。そう、3月なると「人」も動き始めるのだと、改めて思った。

 本来一か月前にやっていたものだったから、その時分は人の動きも「啓蟄前」で少なかったのだろう。

 人間の方の動きをよく表すのは「蠢く」。これも春と虫だけれども、この言葉はネットで見るとあまり良い意味に使われていない。広辞苑によると「はっきりした動きでなく、全体がわずかに絶えず動く」ということで、こちらの方が春先の動きの緩慢さを表しているようだった。

2012年3月5日月曜日

山や森のセシウムが魚に


 水産庁から、東京奥多摩の天然イワナ、ヤマメからセシウムが検出された。32日に「各都道府県等における水産物放射性物質調査結果」が発表された。

 いずれも暫定規制値500ベクレル以下ですが、福島の阿武隈川は当然ながら少し高めでており、群馬県烏川、薄根川上流、温川などの天然ヤマメ・イワナでも検出されています。

 栃木県那珂川、箒川、荒川、小百川(日光)でも検出。渓流つりファンとしては怒り心頭です。

単位ベクレル/Kg

 

東電が家庭用の電気料金を10%値上げ申請するつもりだと報道していた。いったいどういう神経をしているのか。社会正義や企業倫理はいったいどこまで落ちてしまっているのだろうか。

2012年3月4日日曜日

魚殖やす植林運動

 北海道漁協婦人部が「お魚殖やす植林運動」を始めたのは1986年だった。自然が守られ、漁場環境を保全しようと「合成洗剤追放運動」「海岸清掃活動」を始めた。


 森と川と海はその保全が漁業者にとって、大きな課題だ。一昨年まで行っていた石巻の船頭さんが話していたのもそのことだった。都市化がすすみ、森が荒れてきたとき魚が少なくなってきた。昔は松島に点在する小さな島でキノコがとれたと。


 今日のテレビ番組で、小田原の蒲鉾協同組合が相模湾の山間部の森の保全を始めたとの番組報道をしていた。間伐をして荒れた山間部を手入れして、海へ養分を流れこむようにすることをねらう。


 漁獲量が少なくなってしまった魚種を利用した新しい蒲鉾の開発と合わせて、「森と海」の結合を展望した取り組みを目指すという。小田原市も関与して積極的にすすめているという。


 1987年に制定されたリゾート開発法で山、海、川はさらに荒らされた。経済成長のためという名目で自然を変造破壊したツケは今も残って悩ましている。


 江戸時代は幕府の殿様の食事とはいえ、魚を生かすための森を保全するとした施策があった。真鶴半島の森がそれを引き継がれている。

2012年3月3日土曜日

花と釣りが始まる


 明日は釣りの会の総会。結局準備が整ったのが今日になってしまった。出席者の確認のために連絡を取っているけれども、ほかの行動とぶつかっているとのことで来られるのは少ないかもしれない。

 本当は一カ月前の予定だったのに、延期をしたことも影響しているようだ。たしかにこの時期は、冬の間控えていた様々な行動が始まる。釣りにしても、日の出の早さを感じるころとなるとウキウキした気分が湧いてくる。

 桜の芽が膨らんでくるころは、人間のアドレナリンにも刺激をするようになるのかもしれない。12月から2月の寒い間は総会を設定しているところが多い。

 これからはフナつりが始まる。赤城大沼でワカサギの解禁があったそうだけれども、釣った魚は漁協が回収している。東京湾でもホットスポットがあるということだし、ことしは放射性物質の汚染を心配しながらの釣り会になる。

 家族から「食べない」などといわれている例もあるし、「釣りの権利」が侵害されている。家族で楽しむ釣りや釣り船の営業にも影響が出てくるのではないか。

 被害はおおきい。つりの活動が控えられてしまうのではないか。釣りの経済効果も馬鹿にならない。ゴルフと並ぶくらいの効果と言われた時代もある。

2012年3月2日金曜日

歳と仲良くできれば


 歳を重ねる自覚の日は、だんだん気にいらなくなってきた。といっても動かしようのないことだから仲良く付き合っていく以外ない。

 きのう義父がショートスティに出かけるとき、持っていく身の回りの荷物を義母と一緒に迎えの車に積んだ。ちょうどそのとき、ゴミの集積場の網の上に犬の小水をかけたような姿が目に入った。

 ゴミの収集日だったからそのあと道路に置きっぱなしになっていた。正確には見ていなかったのだが、主人の女性が気にしていた素振りをしたので、多分そうだったのだろう。なにせ前日にその網に洗剤をかけて洗ったばかりだったので、「何をしてくれるんだ」と思いつつ網を、生け垣にかけることに気がいってしまった。

 その間、荷物を積み終わって、挨拶をしながら車が走り出した。その後まもなく、義母が歩行器を渡さなかったことに気が付いた。以前にも積み込むのを忘れて、届けに行ったことがあった。

 なんということかと、電話機に飛びついてホームに、連絡を依頼した。その後ほどなく車が戻ってきて、渡すことができた。担当の介護士さんが途中で気が付いたふうだった。一つのことをやっていて、途中で違うことをしてしまうことがよくある。今回はその典型だった。

2012年3月1日木曜日

休もうよ


 爺がショートスティにでかけた。何回か通っているうちに慣れたせいか、不平も言わずに。家族は口には出さないが、少々の休養がとれることにほっとした気持ちでいる。

 休みは何をやっていても必要だ。労働基準法で休息時間を設定しているが、なかなか労働条件がそうなっていない。

 朝から昼までのあいだにも15分の休憩があるはずだが、昔の話労働組合が労働時間短縮の交渉をしていたときにはまだ、そんな論議ができていた。

 人間の集中力からするとせいぜい1時間半がいいところだろう。最近のカーナビもそのくらいになると「休みをとれ」と指図する。その昔の農作業では「小昼」と言って休みを取ったと年寄りが話している。そのときに、簡単な食事をしたり授乳をしたりと…。

 それが現代の休息時間になったのかどうかは定かでないが、労働基準法ができた戦後まもなくの頃は、勤労者の社会運動が盛り上がっていたらしいから、もしかしたらそんなことも…。

 いまは「ゆとり豊かさ」などという文言も死語のようだ。死語であっても大切にしたいことだから復権させたい。大雪の日に、滑る道路をどうしても危険を顧みず走らなければならないし、学校は始業時間を遅らせてもやるし、どうしてこんなに動体でいなければならないんだろう。

 「こういう時は休みにしよう」ってなればいいのに。二十日間の休暇を与えることができるという法律があっても、現実には使えない環境なんだから、そのくらい事業者も管理者も、もちろん政治も配慮できるようになればいいのにと、外野から思う。

2012年2月29日水曜日

無駄がまた出てひと騒動

 今日になって、パソコンのケーブルのつなぎ方が間違っているのがわかった。とはいってもNTTの御嬢さんに教えてもらってやり直してやっとのことでたどりついたこと。


 終わってみればああそうかと、わかったこと。知ったかぶりをしてやってはいけないものだ。電話が通じないのがわかってそれからが大変。一度はケーブルをつないでうまくいったが、なにか釈然としないので業者に連絡したら、これまでどおりの使い方を、無線ランを含めてできることがわかった。


 NTTのサポートセンターに電話してみた。担当の女性が丁寧に応対してくれてよくわかった。最後はリモートで設定をしてもらったが、使ったのはプロバイダーから通知のきたIDとパスワードだった。


 プロバイダーから送ってきたユニットは不要だった。付加のサービスを使用すればまた料金もかさむので、よい決着になった。今日は大雪で大変だったが、それには関係なく大騒ぎだった。ということで外にもいかず。歩数ゼロ。


2012年2月28日火曜日

競争がゴミを増やす


 いろいろなプロバイダー業者がしょっちゅう電話をかけてきて、「サービスや割引があるから」と話をしてくる。

 NTTが分割民営化されてから、競争が激化しているのだろうが、中小業者が熾烈な競争している。光回線にしてから費用が高くなって、電話も光回線だとか映画だとか、デジタルテレビの機能まであって、シロウトにはわからないことがこれまでより多くなった。

 業者によってサービスの違いがあるから、それも理解するのに骨が折れる。ただでさえ得意でない、まして視認できない数種の回線だとかいうのも、必要性がわからない。

 モデムにあっているのかいないのか、変えるたびに新しい「コード=線」がついてきたりして、いるかいらないかというのも当座は判別できない。おそろしく、「使用しない」ものが残っていく。

 一応保存はしておくが、いずれ廃棄することになる。これも積算するとものすごい無駄になっていることだろう。一年や二年で変更を迫られる「技術開発」とはなんなのだろう。

 福祉や生活の向上というより、振り回されてゴミを背負い込むみたいに思うのは自分だけだろうか。利用料金も下がっているようには思えない。

プロバイダーの変更で時間盗られた


業者に根負けして、さして安くなるわけでもないらしいが、プロバイダーを変えることにした。といってもKDDIから前に使っていたNTTにしようというもの。NTTの回線工事が終わってから、知ったかぶりでネットの設定をしたら、パソコンが応えてくれずにうまくゆかなかった。業者ごとに設定やつなぎ方が違うようで、前回の通りというわけにはいかない。子供が久しぶりに帰ってきたのでその間またつなげずに、寝る前になってようやく、ネットにつながるところまできた。が、何か怪しい。明日業者に聞こうということで、収めた。それでブログが書き込めなくて今日になった。いくつか急ぎの仕事もあるので忙しくなってきた。

2012年2月26日日曜日

年金が消えていく

 企業年金の運用事業で資金の行く先がわからないと、なにがわからないのだかよくわからない話。


 公的年金の責任放棄の結果生み出した、企業年金制度の導入で、やむを得ず賃金から割いて積立をした。これも民営化の一種だったのだろうか。


 運用すれば利息を生んでもどってくるという、不確かな博打にかけたようなもの。ちゃんとした公的年金を整備すべきだという意見がなかったわけでない。


 いまや共済年金も厚生年金と一本化してしまおうとする法案が出される気配。成り立ちが違うものを、「多い方はけしからぬ」という論法で改革するという。改革ではなくて改悪だ。


 かつて国鉄の民営化の時に年金が破たんすると言って、共済組合の年金財源から一部を回したという「改革」もあった。カナダなら革命が起きるという話を聞いたことがある。


 おとなしくしていると、何をされるかわからない。先日、支給される年金から、介護保険の徴収額を天引きするという通知が来た。まったくこういうところは、しっかりしている。

2012年2月25日土曜日

どこまで信用していいものか

 小学校低学年のころ病気で熱が出て下がらず、どこだかの大学病院で間接リュウマチだという診断を受けた。熱が下がらずに、学生に囲まれたなかで教授が診察し「泉熱」という病名がつけられた。


 わが子が風邪かなにかで個人病院にいったら、「いいお薬をだしておきましょう」と、物の本に書いてあったとおりのことを言われたことがある。


 我が家の3人が世話になっている、近くの病院では、釣りの会の会員さんが2年前に亡くなった。入院中に痰を詰まらせたことが直接の原因だったから、家族の気持ちがおさまらなかった。


 医者というか医療というか、どこまでしんようしていいのか、いつも気がかりになっている。


 岩手山麓にいる従妹の子供が癌で1月に手術した。開けて組織を調べたら、また手術が必要ということで、やり直すことになった。


 直接の当事者でないからああだこうだと言っているが、その判断や手法を信用していないというには相当の構えもいるだろうし、医療機関の選択も必要になる。現在はそれもできるようになってはいるらしいがやろうと思うと、なかなか大変なことだ。

2012年2月24日金曜日

いくらかホットする話

 フェイスブックが、中国に商標権を登録している。実際には使わないのに商標登録をしてしまって、中国に参入する企業に高値で販売するという「たくましさ」に自衛手段をしたものらしい。


 すでに中国では「フェイスブック」にあたる言葉がいくつも商標登録されているので、同様の中国読みなどの言葉で60種類も登録したとか。他人事ゆえ武力を使わぬ面白い戦争と映る。


 中国でボランティア旅行している日本の若者の自転車が、もどってきたというニュースも面白い。ネットを使って5万人(?本当かどうかわからないが)に知らせて戻ったと。


 善意には違いないのでいいニュースと言えるのだろうけど、自転車の値段が23万円で「規定」以上だから警察が協力したというのが中国の事情を語る。窃盗が多くて手が回らないということか。


 日本だって負けていません。盗られた観音様が戻ってきたんです。犯罪には違いないけれども、なにかほっとするニュースだった。

2012年2月23日木曜日

「復旧予算「半分手つかず」と朝日新聞


 第一次、二次補正予算の6.7兆円が昨年末で半分程度しか使われていないととこと。自治体の人手が足りなくて予算の申請ができなかったり、国の施策が被災地の現状にあっていないためという。

 復興計画にしても資料が作れなかったり、休職中の賃金を助成する雇用調整助成金は7000億円近くも棚上げのままだとか。

 今日の国会では「消費税増税と社会保障の一体改革」で、「年金改革案を下せ」と不毛の論議をしている。財源を消費税に依拠する考えは同じなのに足の引っ張り合いをしているだけのようだ。

 国家公務員の人件費削減も「もっとやるのかやらないのか」などと、ほんとうに国会というところはなにをやっているところなんだろう。公務員が足りないのですよ!復興のためには。復興庁の二百数十人ばかりでいったいなにができるんだろう。

2012年2月22日水曜日

はずかしい日本


 アメリカの原子力規制委員会が、福島原発事故の記録を公開した。日本とのやりとりを録音も含めて残してあるとの報道があった。
 それにひきかえ日本政府の公文書の保管は全くいい加減なものだ。日本は情報開示もあまりやりたがらないし、都合の悪いことはよく廃棄してしまってなくしてしまう。

 今回の事故でも、東京電力の事故対応については黒塗り文書が出されて、これが国会でさしたる問題にもなっていない。国会に調査権があるにもかかわらず本質的な追求が弱いし、政府がなんとか言いくるめて済んでしまう。

 衆議院定数の削減で論議がされているが、二大政党で収斂させた結果がこのありさまだから、民意が反映しない小選挙区制の選挙方法では、同じことが続くことになる。

 二大政党が切磋琢磨して、いまの離合集散政党がいくつも発生しているのだから、少数政党でも同等の権利を受けられるように、選挙区定数を増やすことがいい。