虚鯊は「ウロハゼ」。関西で好んで食べられている。すしネタでもいけるとか。「あーそーべー」は山形の方言で、一緒に遊ぼうとの意味。ウロハゼは関東の海でも増えてきているもよう。温暖化の影響かもしれない。夏のハゼ釣りのとき、マハゼに混じってつれるが、「つりの競技会」となると、邪魔者にされることがある。
2012年6月5日火曜日
昨日のつづき。春先の静かな喧騒。
庭の化粧師たち。その増殖の勢いはすごい。「芝桜競演」とネーミングした。花言葉は、臆病な心」「合意」「一致」「忍耐」「燃える恋」「華やかな姿」「一筋」…うんうん合っている。
2012年6月4日月曜日
忙しい秋から春
昨年の秋から岩手を往復して、新たな経験をした。二カ所の生活の場を600キロ移動するのは、今の世の中難しいことではない。が、環境が変わると身体が馴染むのに時間はかかる。暖房が昔と違うから暮らしの中ではそのストレスは感じない。ただ、また一層時間がたつのが早く感じた。
釣りをやっていると、自然に触れるチャンスが多いから、その快さは体験している。それが、自然まっただ中に入り込んで、東京にはない素晴らしい環境を味わった。これまでにはなかった貴重なものだった。
お気に入りブナのおっかけ。新芽まで枯葉が守るって雪が降ってきても、なかなか葉を落そうとはしなかった。
虚鯊写真集 → お気に入りのブナ
2012年6月3日日曜日
知事の専決事項とは
成田空港で、購入は「知事の専権事項」と述べていた。記者が、「2億円以上の土地取得には議会の承認が必要なのではないですか」と質問されると、「豊島園では(どうだったかな?)」と都の職員(?)に尋ね、「(豊島園は)議会の承認を受けています」と答えたのを聞いて、石原は絶句。…
と、さるブログに書かれていた。続けて、尖閣諸島の購入には議会承認が必要ということを日本に帰国した成田空港で知るまで、都知事の専権事項として「東京都が購入する。」「国が何もしないからだ」と歴史のヒーローを気取っていたなどなんと滑稽なことであるか。日本人として恥を知れ、石原慎太郎!いいか、都議会の承認を是が非にでも取って、尖閣諸島を東京都の金で購入しろ。日本国のためだ。日本人として、約束したことを反古にするなよ。
「議会制民主主義に対する挑戦だ」と時と場合によっては自民党だって言うだろうにどうなることやら。
この「業務」に7人の職員が担当しているとのこと。この人件費は実際の職員を増やしたことではないだろうけど、ひと月20万円の給与として、月に140円の人件費になる。
知事に初めて就任した時、「知事本部」を設置した。職員数100数十名。総務局の上に組織を作ったのだから、都政を自分の意向に沿わせるためにした「人件費増」だった。
公務員定数を削減するという「大義」のなか、必要な都民サービスにそのしわ寄せを与えたことは間違いない。都職員にも
2012年6月2日土曜日
沖縄に配備するという「新型輸送機MV22オスプレイ」
よく落ちるから危ないと言われているオスプレイ。ウィキペディアでは「V-22(航空機)」と正式命名されていると書いてる。強襲揚陸艦から飛び上がるれっきとした攻めの兵員輸送機。輸送機などと言われると軍事行動に使うものとはわからない。
オスプレイは、鷹に似た猛禽類の「ミサゴ」からとっている名称。日本では減少傾向にあるらしい。
試作段階で2回、訓練中に2回事故を起こしている。事故の原因調査を米政府が防衛省に「非公式」に伝えていたと朝日新聞が伝えた。「機体に問題なく人為的なものだった」と。
7月末に12機を普天間まで機体搬入する予定。政府は正式な説明を受けた後沖縄に伝えるという。上記のホームページは少し古い(2007年4月14日付)が、このHPページは「次世代兵員輸送機MV-22オスプレイ」と称している。
この時には「海兵隊は2014年から16年の間に沖縄に配備する意向」と記してある。なぜか2年も早く繰り上がった。日本の政治で繰り上げてすすめるのは、良いことはまずない。
2012年6月1日金曜日
春がなかなか来なかった
このところの気候は特におかしい。竜巻がアメリカ並みにしょっちゅう発生したりして。でもなんだか、竜巻も東西線の葛西あたりでよく起きていた。ひどく発生するようになってきたから、「予報」を出すことになったらしい。
もっと早く対応できないのかと思う。アメリカは研究が進んできて、15分前には予報(警報?)が出せるらしい。恰好だけ真似してだしても研究がおろそからしいからちょっと無理?そんな風にも見える。
岩手山麓の春も、雪が降っては溶け降っては溶けした。風で電線に木が倒れ掛かったり、農場の屋根が飛んだり、大変だったようだ。八重桜が、いつ咲いていいんだかと迷っていたようだった。
北国、岩手山麓この冬
2012年5月31日木曜日
重い課題に、軽ーい軽い決断
大飯原発の再稼働を認めると、やっぱりそうかという結論だった。「政治判断を自分の責任でやる」とたいそうな言葉。何回も使うから安請け合いだとマスコミにも言われる。
重大な決断なんだと言いたいのだろうけれども、首相の座だってこの先どのくらいなんだか、長くないことは確かだ。あの福島原発事故による膨大な被害がまた起きたときに責任などとれないだろう。首相の残存報酬と少しばかりの財産をなげうったとしたって、到底とりきれるものでない。
それほどの責任しか取れないのだから、喫茶店の軽いお話程度の重さしかない。周辺の知事も、やっぱり「経済界・大企業」に配慮しているのだろう、「国の責任で決めてくれ」といわば責任放棄だ。
例の大阪市長は「暫定稼働なら期限付き」と稼働を認める発言。さも反対しているふうだが、どうしてもやるなら少し先までいいよと法律家らしいセリフ回し。
ほんとうに反対なら「国の稼働は認められません。」だけで十分だ。どうしてもおやりになるとしたら、起こったことはすべて国の責任というだけでいい。原発に対する世論の立場に立つならそれしかない。原発ムラとか原発利益共同体とかいう「おどろおどろしい姿」が見えてくる。
重大な決断なんだと言いたいのだろうけれども、首相の座だってこの先どのくらいなんだか、長くないことは確かだ。あの福島原発事故による膨大な被害がまた起きたときに責任などとれないだろう。首相の残存報酬と少しばかりの財産をなげうったとしたって、到底とりきれるものでない。
それほどの責任しか取れないのだから、喫茶店の軽いお話程度の重さしかない。周辺の知事も、やっぱり「経済界・大企業」に配慮しているのだろう、「国の責任で決めてくれ」といわば責任放棄だ。
例の大阪市長は「暫定稼働なら期限付き」と稼働を認める発言。さも反対しているふうだが、どうしてもやるなら少し先までいいよと法律家らしいセリフ回し。
ほんとうに反対なら「国の稼働は認められません。」だけで十分だ。どうしてもおやりになるとしたら、起こったことはすべて国の責任というだけでいい。原発に対する世論の立場に立つならそれしかない。原発ムラとか原発利益共同体とかいう「おどろおどろしい姿」が見えてくる。
2012年5月30日水曜日
人件費は安い方がいいのか
人件費(賃金)を削減して、見せかけの利益が上がったように株主総会で発表する。売り上げが伸びていなくてもこうすれば、とりあえず過ごせる。会社のためにいかなる辛苦にも耐えなければならない。この会社のためにどれだけ社員が尽くしたのだろうか。
いや尽くそうが尽くすまいが、人員整理の対象としてあげられる恐れを抱くことになる。労働組合がまともでもない限りは、乱暴に職を奪っていくことになかなか対抗できない。こんな社員の待遇と会社が同体同一(運命共同体)として考えることが正しいのかどうか。
東電のボーナスが原価に組まれているのが不届きということが、大声でこんなにも騒がれるはどうしてだろう。「社員ボーナス」がないのが当然のことなのか。原発で働く非正規雇用の人に「東電のすべての責任」を被せるのは正当なのか。
東電の社員の賃金は大方公務員賃金の見合いで決められているだろう。決して高いものでないと思う。(民間より公務員が高いと言われるが、公務員より低い賃金の事業所は当然ある。人事院、人事委員会の民間事業所の調査によって勧告して実施しているので、お手盛りで高くなりようがないのも事実)。
社員の賃金を20%カットしていると格好悪く会社側が説明するが、東電が原発問題での対応にキチンと尽くさないから説得力に欠けることになる。(上級の幹部が報酬を返上するのは当たり前)。なんとか原発の稼働を続けようと画策をして、「原発ムラ」の意識のままだから、まずいのだと思う。
原発撤退、ゼロへの道筋や、被害者への対応について真摯に向かっているということがまったく見えない。
福島第一原発事故の直後、東電東通原発(青森)のホームページを見たら、社員が地元の住民との交流を熱心にやっているということが書いてあった。社員が会社に尽くして、果ては賃金削減、ボーナスカットではあんまりだ。
ボーナスが賃金の一部だからいけないという論もあるが、月俸の低さを賄って作られているのがこの制度の歴史だし、例えばボーナス時に「多く払う」というローンが実態を表しているではないか。社員が会社の横暴を自覚していたとしても、直接の責任はない。
公務員は正義や公正のために仕事ができない
生活保護の不正受給で、賑やかな報道。わかりやすい図式だから、とんでもないと皆思う。正義や公正を行政(役所)に求めるのは必要なことだと思う。
しかし公務員(ヒラ公務員と言っておこう)は、職務の公正や正義では働けない仕組みになっている。
仕事の出発点は「自己申告」だ。分担されているか、配分されている職務の完成、消化を目指して、進行方法を作り上げる。この過程では、仕事の「総量」は無視される。毎年のように削減される人員の分も配分されているのだから、そういうことになる。(非科学的事象というか)。
年度中間には管理職の個別チェックが入る。あれはどうした、これはどうだ。どれだけ進んだんだ?と。多勢に無勢で意欲高揚が図られる。年度末には「あなたは、あなたの仕事の結果をみて、自分でどう評価しますか?」と業績評価がなされる。そしてボーナスの査定に。自分の後は、係長、課長、…と上位の階層の評価にかけられる。そして次の異動(ポスト)への題材にもされる。職務専念の義務はこうして貫徹される。
想像たくましくすると、生活保護の担当者はどうしているだろうか。自民党の議員さんが、生活保護の受給額の多さを問題にして、不正な受給例を引き合いにだす。
自治体の当局は、そのやり取りを上位部門で検討して場合によっては事細かに、担当職場へ伝える。「不正な受給について問題になっているから対応しなくてはなりません。」と担当者に問題事例のチェックを迫ことになる。職務だから当然といえば当然。
しかし、そこはそれでは済まない。銀行チェックの権限付与なども検討されているが、これ自体の問題はさておくとして、担当者が持っている700件(と報道した)に見直しがかけられることになる。これからの申請者に、申請の「難しさ」を説得することになる。
公務員は「全体の奉仕者」として、生活の全体の福祉向上に寄与するのが使命と目されるのに、本当に生活保護が必要な人に「断って」餓死に追いやるといったことが、もっと増えていくことになる。とならないだろうか?
正義や公正が貫ける公務員体制を必要なこととして、声を上げないとヒラ公務員は住民にとってまともな仕事ができない。蛇足ながら、だから「公務員は住民に命令する立場だ」と言ってはばからない大阪市長がでてくることになる。
2012年5月28日月曜日
検体づくり
昨日、外来魚釣り会から帰ってきて、ブログに書き込んだはよかったけれど、いささかぼっーとした頭でまとめたものだから、変な文章で文言も正確でないことが書いてあった。
読み直してみてわかって、恥ずかしい限り。慌てて直したが、ブログは怖い。あまり追いつめられて書くものでないと思った。
昨日釣った外来魚を一部持って帰ってきて、放射能汚染の測定検査をしようと、検体づくりをした。ブルーギルは小型が沢山あるからから、捌くのに手間がかかったが、大きいチャネルキャットフィッシュが簡単だと思ったら大きな間違いだった。
骨がかたいので、出刃包丁の歯が欠けてしまうほどだった。60センチほどの立派な体系で、実はピンク色で身がしまっていて、カワハギのような弾力があった。食べたら美味しいそうに思えた。
ブルーギルは抱卵しているものがかなりあって、12センチのものでも卵を持っていた。卵の分も駆除したわけだから、この時期にやったことが、効果的な釣りだったということになるだろう。
読み直してみてわかって、恥ずかしい限り。慌てて直したが、ブログは怖い。あまり追いつめられて書くものでないと思った。
昨日釣った外来魚を一部持って帰ってきて、放射能汚染の測定検査をしようと、検体づくりをした。ブルーギルは小型が沢山あるからから、捌くのに手間がかかったが、大きいチャネルキャットフィッシュが簡単だと思ったら大きな間違いだった。
骨がかたいので、出刃包丁の歯が欠けてしまうほどだった。60センチほどの立派な体系で、実はピンク色で身がしまっていて、カワハギのような弾力があった。食べたら美味しいそうに思えた。
ブルーギルは抱卵しているものがかなりあって、12センチのものでも卵を持っていた。卵の分も駆除したわけだから、この時期にやったことが、効果的な釣りだったということになるだろう。
12センチのブルーギルも抱卵している
22センチのブルーギル
2012年5月27日日曜日
外来魚駆除つり会を与田浦でやりました
去年は10月2日だった外来魚駆除つり会。今年は稚魚が多く釣れる時期にということ今日の実施となりました。つりの会が本格的に実施する外来魚釣りは多分他にはないでしょう。
ここに至るまでには、話し合いを積み重ねてきました。意思統一するまで時間がかかりましたが、2回目となると要領もよくなってきたようです。
今日の釣果(釣れた尾数)は、ブルーギル2051尾、チャネルキャットフィッシュ17尾、ブラックバス3尾合計2071尾でした。昨年の合計1295尾を大きく上回りました。
ここ与田浦はフナ釣りの場所として、私たちの釣りの会としても楽しませてもらっています。先月のフナ釣りの時に出会った漁師さんは、フナを数百キロも漁をしていると話していました。
漁協の方の話では、特にチャネルキャッチフィッシュの大型が、繁殖して困っているとのことです。フナの釣れ具合も悪くなっています。
釣り場の変化がその原因と言うこともありますが、外来魚の繁殖が影響していることも無視できません。生態系を壊すものとして特定外来生物の駆除については、鳥獣保護法で捕獲が規制されている哺乳類と鳥類を除いて、だれもが自由に行うことが出来るようになっています。
→ 東京労釣連HP
稲が植えられたばかりの田んぼは美しい
ここに至るまでには、話し合いを積み重ねてきました。意思統一するまで時間がかかりましたが、2回目となると要領もよくなってきたようです。
今日の釣果(釣れた尾数)は、ブルーギル2051尾、チャネルキャットフィッシュ17尾、ブラックバス3尾合計2071尾でした。昨年の合計1295尾を大きく上回りました。
ここ与田浦はフナ釣りの場所として、私たちの釣りの会としても楽しませてもらっています。先月のフナ釣りの時に出会った漁師さんは、フナを数百キロも漁をしていると話していました。
漁協の方の話では、特にチャネルキャッチフィッシュの大型が、繁殖して困っているとのことです。フナの釣れ具合も悪くなっています。
釣り場の変化がその原因と言うこともありますが、外来魚の繁殖が影響していることも無視できません。生態系を壊すものとして特定外来生物の駆除については、鳥獣保護法で捕獲が規制されている哺乳類と鳥類を除いて、だれもが自由に行うことが出来るようになっています。
→ 東京労釣連HP
稲が植えられたばかりの田んぼは美しい
検量してから廃棄する
2012年5月26日土曜日
眠いときは寝るのがあたりまえ
資料のスキャンが進んで、パソコン周りがきれいになってきた。一か月も溜まると、郵便物なども相当量があるものだ。そんなことで疲れがたまるわけはないが、今日は眠くて、ごろごろしながら、テレビを見ていた。
スカイタワーの建設過程から完成までの変化と、周囲の反応を記録として報道していた。あれだけの仕事にかかわった人たちは、おおきな満足感をもっただろう。
もう一つは「眠り」の問題。居眠り運転を防ぐためのセンサーの開発をしているという内容。観光バスの事故が題材になっていたようだ。睡眠障害というのは結構多いもので、5人に一人という。
タクシーのある運転手さんなどは昼夜逆転で、まったく十分な睡眠をとることができないで、医者の指導をうけているとのことだった。
「もともと人間の身体は、昼間活動して夜は寝るというつくりになっている。体温が一番低くなる4時過ぎあたりにきちんと睡眠がとれていなければならない」という学者の話が印象的だった。
昼夜を分かたぬ活動を求める社会の構造が起こしていることだと言えそうだ。夜間の労働は十分な対策が取られるべきだし、夜働くことを「例外」として位置付けるべきだ。
スカイタワーの建設過程から完成までの変化と、周囲の反応を記録として報道していた。あれだけの仕事にかかわった人たちは、おおきな満足感をもっただろう。
もう一つは「眠り」の問題。居眠り運転を防ぐためのセンサーの開発をしているという内容。観光バスの事故が題材になっていたようだ。睡眠障害というのは結構多いもので、5人に一人という。
タクシーのある運転手さんなどは昼夜逆転で、まったく十分な睡眠をとることができないで、医者の指導をうけているとのことだった。
「もともと人間の身体は、昼間活動して夜は寝るというつくりになっている。体温が一番低くなる4時過ぎあたりにきちんと睡眠がとれていなければならない」という学者の話が印象的だった。
昼夜を分かたぬ活動を求める社会の構造が起こしていることだと言えそうだ。夜間の労働は十分な対策が取られるべきだし、夜働くことを「例外」として位置付けるべきだ。
2012年5月25日金曜日
ストレスを元から断てば
サバイバルナイフを持って、日常歩くという社会。監視カメラで犯罪を抑え込もうとする方策がうまくいかないという結果になった。
犯罪者がつかまることも覚悟で、べつに隠し立てもしないで逮捕されたから、その限りでは役だったともいえる。監視カメラがあってもなくても、「怒りを発散させるときのために」凶器を日常もつなど、なんともひどい世の中になった。
なったというより、作ってしまったというべきなのか。住んでいた大家さんの話で「1年ほど前に人員整理でクビになった」と言っていたとのこと。大企業は、利益を出すために大量の人員整理を臆面なく進めている。
解雇・退職勧奨での相談件数が24,841件(5都道府県)あって、東京は前年度比17%増と朝日新聞が書いた。首切りを進めて企業の存続をはかる代わりに、社会生活に大変なリスクを負わせていることになる。
駅でのトラブルも首都圏の大手私鉄では2.3年前から増加傾向とのことだ。「携帯電話の利用マナーや肩が触れたというのは日常茶飯事に起きている」と。ストレスの元をただすことがなければなお、こういった事件は増えることになるのではないだろうか。人を傷つけるまでに至るのは「特別な人」というだけでは済まない。
犯罪者がつかまることも覚悟で、べつに隠し立てもしないで逮捕されたから、その限りでは役だったともいえる。監視カメラがあってもなくても、「怒りを発散させるときのために」凶器を日常もつなど、なんともひどい世の中になった。
なったというより、作ってしまったというべきなのか。住んでいた大家さんの話で「1年ほど前に人員整理でクビになった」と言っていたとのこと。大企業は、利益を出すために大量の人員整理を臆面なく進めている。
解雇・退職勧奨での相談件数が24,841件(5都道府県)あって、東京は前年度比17%増と朝日新聞が書いた。首切りを進めて企業の存続をはかる代わりに、社会生活に大変なリスクを負わせていることになる。
駅でのトラブルも首都圏の大手私鉄では2.3年前から増加傾向とのことだ。「携帯電話の利用マナーや肩が触れたというのは日常茶飯事に起きている」と。ストレスの元をただすことがなければなお、こういった事件は増えることになるのではないだろうか。人を傷つけるまでに至るのは「特別な人」というだけでは済まない。
2012年5月24日木曜日
車安くしときます
トヨタがインドで50万円台の車をつくる。インド市場は地場で20万円台の車が発売されているので、かつての80万円台の車からさらに低廉の価格で造るとのこと。そのくらいの車が作れるなら、日本でも享受に預かりたいものだ。
山のふもとあたりの車は、4WD、ABSが備わって、降雪の対応が備わっていればだいたい間に合う。買い出しや病院通い、農作業に行くのだから実用本位でいける。
今は軽自動車であっても200万円近くまで払わないと、手に入らない。車の原価は安いものだと聞いていたが、50万円で儲けもでるということがわかった。
もちろん「自動ナントカ」とかカーナビだとかはついてないだろうけど。買う方の身で考えると、多くはない年金収入生活では、買い物はままならない。非正規雇用者の場合だって300万円までいかない収入では車をたやすく買う条件にない。
車の製造技術は難しいものでないといわれているが、中小の事業者では対抗できない。そういう構造が出来上がっている。そういう「自由主義経済」なんだ。安い車を造って大メーカーさん。
山のふもとあたりの車は、4WD、ABSが備わって、降雪の対応が備わっていればだいたい間に合う。買い出しや病院通い、農作業に行くのだから実用本位でいける。
今は軽自動車であっても200万円近くまで払わないと、手に入らない。車の原価は安いものだと聞いていたが、50万円で儲けもでるということがわかった。
もちろん「自動ナントカ」とかカーナビだとかはついてないだろうけど。買う方の身で考えると、多くはない年金収入生活では、買い物はままならない。非正規雇用者の場合だって300万円までいかない収入では車をたやすく買う条件にない。
車の製造技術は難しいものでないといわれているが、中小の事業者では対抗できない。そういう構造が出来上がっている。そういう「自由主義経済」なんだ。安い車を造って大メーカーさん。
2012年5月23日水曜日
朝日新聞はおもしろい
スカイツリーの騒ぎようを取り上げて、自らトップ記事にしたことの説明を書きこんだ。経済効果100数十億と言われては書かないわけにもいかないか。行っても見たくなるのが心情だし、行けば「美味しいもの」の一つや二つ買うことになる。商売に良い影響は出るには違いない。
観光地化して人を集めるという「観光立地」は悪いことではないと思うが、それが主の目的になってしまってはちょっと異論をはさみたくなる。東京での事業活動の拡大にばかり熱心で、東京の歴史や文化の香りなどは後景に追いやられることでいいのか。
テレビの「ブラタモリ」などを見ていると、東京の成り立ちが伝わってくるが、まず歴史や伝統文化を今に大事に伝えていないような気がする。東京の地域特有の文化の消滅の上に都市化がすすめられている。
民族学者の宮本常一が、確か秋田の栗駒地方に「地域振興」で訪れ、観光についての相談を受けたとき、「地域の文化を飛び越えた観光はするべきでない」という趣旨の話をしたという。
東京が観光地となって、富山県から「液状化が起きる危険な」ディズニーランドへ来る途中での事故に及んだ。港区の森ビルに人が集まって、回転ドアに子供がはさまれるという事件もあった。強いて人を集めて金を使わせるのが東京のあり方なのだろうか。
スカイツリーからの展望は世界一じゃないかというコメントも言っていた番組もあった。それはあんまり高いから、余計なものが見えないからと言ったらどうだろう。国会の「消費税、福祉一体改革」のつまらない手続きふっかけ論議も見えないし、法人税を負けろと言っている財界の顔も見えないだろう。
消費拡大で景気が良くなるのは疑いない。正社員の雇用拡大や、必要な公務員の確保、最低賃金の引き上げをすれば、住民税や健康保険、年金の財源も増収となるから、経済効果は東京に限らず大きなものになるのではないかと言わせていただこう。
観光地化して人を集めるという「観光立地」は悪いことではないと思うが、それが主の目的になってしまってはちょっと異論をはさみたくなる。東京での事業活動の拡大にばかり熱心で、東京の歴史や文化の香りなどは後景に追いやられることでいいのか。
テレビの「ブラタモリ」などを見ていると、東京の成り立ちが伝わってくるが、まず歴史や伝統文化を今に大事に伝えていないような気がする。東京の地域特有の文化の消滅の上に都市化がすすめられている。
民族学者の宮本常一が、確か秋田の栗駒地方に「地域振興」で訪れ、観光についての相談を受けたとき、「地域の文化を飛び越えた観光はするべきでない」という趣旨の話をしたという。
東京が観光地となって、富山県から「液状化が起きる危険な」ディズニーランドへ来る途中での事故に及んだ。港区の森ビルに人が集まって、回転ドアに子供がはさまれるという事件もあった。強いて人を集めて金を使わせるのが東京のあり方なのだろうか。
スカイツリーからの展望は世界一じゃないかというコメントも言っていた番組もあった。それはあんまり高いから、余計なものが見えないからと言ったらどうだろう。国会の「消費税、福祉一体改革」のつまらない手続きふっかけ論議も見えないし、法人税を負けろと言っている財界の顔も見えないだろう。
消費拡大で景気が良くなるのは疑いない。正社員の雇用拡大や、必要な公務員の確保、最低賃金の引き上げをすれば、住民税や健康保険、年金の財源も増収となるから、経済効果は東京に限らず大きなものになるのではないかと言わせていただこう。
2012年5月22日火曜日
つりの楽しみに暗雲がかかった
福島原発事故の影響で、釣りの楽しみにも、釣りの会にも影響が出るのではないかとの思いは、現実のものとなっている。つりの大会地域に放射能汚染が測定されているという。それも微量とは言えない数値が出ているから、つりは無理ではないかとの判断が出される。
これはやむを得ないのかなという気はする。しかしつりは嗜好でやるものでもあり、競技性もあるものだ。このつりの持っている性格に異論もあるかもしれないがそれはとりあえず置くとして、「嗜好」から考えれば、多少の「危険」(放射能汚染の危険性の判断は、非常に難しい。というより、捉えがたい)は、自己判断で決められるという選択で落ち着く。
しかし大会となれば、主催する側の「責任」も考慮しなくてはいけなくなる。その点を強調すると、「完全安心」までの保証がないうちは開催不能となる。どこまでならいいのかという問題は難しい。
栃木県の漁協は、セシウムが一定検出されても渓流釣りについて、「再放流する」という条件で、解禁に踏み込んだ。政府のセシウム100ベクレルという基準も、消費者の心配を取り去ることはできず、生協などの事業団体は独自の基準で、仕入れをしている。
つまっていくと、自己判断となっていくが、こんな事態に陥れた責任は、当然追及されてしかるべき。でも、現実の問題は生易しいものでない。福島沖のセシウムが高濃度だとの報道があったし、荒川河口のセシウム濃度も上がっているということだ。
つりは「食」とイクオールではないが、趣向としての文化がある。自然と同化し親しみ、いつくしみあう文化は「すばらしい文化」だと言える。「たかが釣り」がなくなるときは、社会も尋常な状態ではなくなるだろう。
2012年5月21日月曜日
刺激の多い東京
昨日東京に戻って、持ってきた蕗をゆでて、皮をむく。3人でやって9時までかかった。ついつい採るのが楽しいものだから、収穫が多くなってしまう。
でも歳を重ねるとこういうものの煮物料理がうれしい。血圧の薬が切れているので、医者に行く。痛風の発作が出たことを説明して、事後の治療の対策をとってもらった。医者によっても見立てが違うようで、岩手の医者でもらっていたものを「古い薬だな、そんなに多く飲まなくても。一種類でもいい。」などと話していた。
医者を信頼したいものにとっては、変な話を聞いたようで釈然としない気がした。炎症はすっかり治っているのに、ウォーキングの調子が今一つで、足の疲れがでる。
今日は金環日食の報道で朝から賑やかだった。直接太陽を見るなと再三の「注意」が話されていた。昔はそんなに騒いではいなかったように思うのだが。
あしたはスカイツリーの開業日で、賑やかな報道。若者が夜騒いで迷惑だとか、観光客がゴミをすてるだとかマナーが悪いと、言い立てている。大騒ぎして関心を呼んでいるマスコミもその責任の一端があると思うのに。
あしたはスカイツリーの開業日で、賑やかな報道。若者が夜騒いで迷惑だとか、観光客がゴミをすてるだとかマナーが悪いと、言い立てている。大騒ぎして関心を呼んでいるマスコミもその責任の一端があると思うのに。
2012年5月20日日曜日
今年は気候がおかしい
気候が荒れ模様なのは、身の回りでも感じる。岩手山麓はいつもよりも寒いと言っている。この時期には床暖房を使ってぬくぬくと過ごしていたのに、今年は靴下をはかないと寒くていられないという状態だったと言う。
そういえば4月の始めに、オタマジャクシが泳いでいたのを思い出した。カエルは早く出過ぎて、「フライイング」だったらしい。その直後にまた大雪が降ったし、そのころ出ていた蕗の薹も一度でるのを止めたらしい。
4月末頃まではまだ花を出していたから、時期を合わせるのが大変だったことだろう。今はすっかり伸びて、タンポポみたいに綿帽子を飛ばしている。とっくに伸びている蕗を取りにいって、東京へのみやげにした。
そういえば4月の始めに、オタマジャクシが泳いでいたのを思い出した。カエルは早く出過ぎて、「フライイング」だったらしい。その直後にまた大雪が降ったし、そのころ出ていた蕗の薹も一度でるのを止めたらしい。
4月末頃まではまだ花を出していたから、時期を合わせるのが大変だったことだろう。今はすっかり伸びて、タンポポみたいに綿帽子を飛ばしている。とっくに伸びている蕗を取りにいって、東京へのみやげにした。
4月3日
4月3日
4月6日
5月8日
2012年5月19日土曜日
田植えは早朝から
もう少し早く起きたかったが、陽が上がって6時過ぎになってからカメラを持って外へ出た。昨日歩いたときに、田植えの最中だったところへも一度行ってみようと思ってのことだった。
ちょっと曇り加減でも日射しが出ているので、昨日よりも良いかと思ったら、山は雲をかぶっていて、少し物足りない。でも田植えの仕事が始まっていて、作業の様子も写り込んだ。
岩手山を違う場所から見てみようかと、例の「小さな店」のところまで戻ってくると、店の裏手で田植えが始まっていた。近づくと「お早うございます」と向日から声を掛けられた。
ほおかぶりをしていたから判らなかったが、どうも店のおばさんのようだった。手作業で餅米を植えていると話していた。苗が入ると綺麗だねと言って、撮らせてくれるように頼むと「顔はいやだよ」というので、「顔は撮らないよ」と返事をして何枚か撮らせてもらった。
お礼を言って帰りかけると「秋にまたきて田圃見てよ」と言っていた。
2012年5月18日金曜日
自助、共助、公助とは
札幌市で起きた「孤立死」事件について、役所は「生活保護の申請をしなかった」という説明をしている。本当にそうなのか。あれこれの説明で、例えば兄弟はいないのかとか、親戚はとか、申請しても受給は難しいと窓口で断るようにし向けたのではないか。
自民党が国会で「不正受給者」への対策をしきりに取り上げている。国会の質問を普通に見れば、不届き千万なもの達に受給するのはおかしいというのは当たり前に思う。
しかし、現在の受給者は140万人を越えている。かつて暴力団の不正受給を理由にして、受給条件を厳しくしたうえで、100万人を割るところまで減らしていった。そういう「努力」をしたのが、国や自治体だった。
厚生省の通達・指導で、受給条件を細かに規定して、受給者を減らすことが公務員の業務として運営されたことは想像に難くない。前線の公務員は法律、条例の解釈においても、「業務命令にしたがうこと」を強要される立場だ。
減った受給者がまた増加している。なんらかの「不正受給集団」がいて増やしたとしても、そんなに増えるはずはない。生活条件の悪化が増えている原因だ。その原因をつくっている政策も隠したいという意図もあることだろう。
消費税増税を何が何でもやり、一体改革と称して、福祉行政を切りまくるという暴政と軌を一にしている。福祉の制度を国に求める場合は「自助、共助、公助」とランク付けをして公的福祉に頼らないことを正しい原則かのように描き出している。経団連は「法人税まけて」と「公助」を、まったく素直に求めている。
2012年5月17日木曜日
非正規従業者の増が誘因の出来事
小学生が、急に学校から消えるという特集を報道していた。担当の教師が調査をしても、親に会えずにわからないということだ。
DVによる相手方からの追及を避けるため、住民票を移動させないでいるという例もあるという。個人情報の問題など、制度上の問題もあってなかなか手立てがとれないという現状を話していた。
その中で、非正規雇用のケースの場合が指摘されていた。非正規雇用として就職活動をする場合は、「一人ぐらし」であることが条件とされていて、どこへでも「転勤」できるということが求められているという例も挙げられていた。
そのために、住民票をそのままにして引越しをしてしまう。住民票を移動させずに隠れければ生きていけないという不幸に、非正規雇用化も噛んでいる。
この調査では1600人以上の子供の数を示していたが、教育委員会の調査法の見直しで急増したのだというから、問題把握の体制のお粗末さも表に出た。
非正規雇用の「制度」がもっている労働条件の実態も酷いものだが、こうしたことまで起こしていることに、政府・厚生労働省なりが改善の努力をしないといけない。
2005年を1としたときの雇用形態の推移は、正社員は0.88、パートタイムは1.29、常用(=パート、正社員除く)1.15というから、問題の発生源は広がっている。
DVによる相手方からの追及を避けるため、住民票を移動させないでいるという例もあるという。個人情報の問題など、制度上の問題もあってなかなか手立てがとれないという現状を話していた。
その中で、非正規雇用のケースの場合が指摘されていた。非正規雇用として就職活動をする場合は、「一人ぐらし」であることが条件とされていて、どこへでも「転勤」できるということが求められているという例も挙げられていた。
そのために、住民票をそのままにして引越しをしてしまう。住民票を移動させずに隠れければ生きていけないという不幸に、非正規雇用化も噛んでいる。
この調査では1600人以上の子供の数を示していたが、教育委員会の調査法の見直しで急増したのだというから、問題把握の体制のお粗末さも表に出た。
非正規雇用の「制度」がもっている労働条件の実態も酷いものだが、こうしたことまで起こしていることに、政府・厚生労働省なりが改善の努力をしないといけない。
2005年を1としたときの雇用形態の推移は、正社員は0.88、パートタイムは1.29、常用(=パート、正社員除く)1.15というから、問題の発生源は広がっている。
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