2024年8月21日水曜日

よくある物忘れ最前線

退職者会の寄合が終わった後、担当のMさんが部屋に鍵をかけた。そして歩き始めたとたんに、今日間違いなく頭にかぶっていた帽子を、部屋に置きっぱなしだったことを思い出した。その場で戻ればよかったものを、他人の手を煩わせるのが申し訳なくて、「次回の会議の時でいいよ」と話した。なかったみたいだよと他の人が言うが、家から当地まで寄ったところはなったから、絶対にあると確信してそのまま帰ることにした。

先週はお盆で休みだったらしく、電話には応答がなかった。月曜に再度電話を確認してみたところ、あるにはあったけれども自分のものとは違っているようだった。わかりましたと電話を切ったけれども、絶対にと言えるほどだった自信がグラリと地震のように揺らめいて、いよいよ忘れ度がランクアップしたんのかと気が重くなった。

同じ月曜には約束があって、うっかりカレンダー登録を忘れてしまっていたため、当日「お休みですか?」と+メールを受け取ってしまった。この惚けたショックも重なって、ちょっと落ち込んだ。これはいよいよやばいことになってきたかと、いくつかある予定は大丈夫かなと心配になってきた。

どう折り合いをつけるかは考えようもないけど、重い気分でいたら昨日になって、帽子があったよとの電話がかかってきた。よかった!

実は帽子は置いてきたけど、なくなってもいいかという気分が生じていたのに、やっぱり確認した方がいいと思いなおして、先方に連絡をしたものだった。自分の自覚が確かだったことが確認できて、気が軽くなって何よりな結末だった。でも、予定の書き込みをスマホのカレンダーに登録しておいても、頭にはあんまりはいっていないものだから、一日に何回もカレンダーを覗いてみる。8月も20日以上はなにかかにかの予定があったから、そちらの方を縮小するのが「お年頃」にあっていることなのだろうか。



2024年8月15日木曜日

地震情報がオオカミ少年にならぬように

地震予知は難しくて「不可能」なことらしい。さまざまな地震研究の積み重ねの現状は、そういう前提で考えれば、南海トラフ地震がありうるという「発表」に、そうなんだろうなという解釈をする以外には、なかなか判断の基準を持てない。

「気象庁において、マグニチュード6.8以上の地震等の異常な現象を観測した後、530分後に南海トラフ地震臨時情報(調査中)が発表されます」という決め事に従っての5年ぶりの発表だということで、あるかどうかも分からないが、過去の発生経緯かして可能性があると言えるので、警戒してとの発表をするということで、政府が動いたということだと伝えられている。

15日になって「特段の変化はないから注意の呼びかけは終了」という発表があり、緊張感が解けるわけでもなく、気をぬいたらいけないよというコメントもついて、記者会見がされた。「特段の変化がなければ情報収集態勢に移行」というこれも決めごとの内容で、シロウトにはどう解釈してよいものやら。マグニチュードが大きかった割合には津波も、被害も多くはなかった今回の地震で、「騒ぎ」が大きくなってしまった側面がなかったのか?その後一週間大きな地震がなかったという結果からいえることでもあるが、(これはバカな疑問なのかもしれないが、官邸主導で専門家の会議が短時間で持たれた結果があってのことだから責任は当然負っている)。ただ、南海トラフ地震の危険性については対応について国会でも議論があり、専門家の間にも異論はあったらしい。

能登地震は2年前から地震が多発していて、まだ検討するに至っていなかったと言われているが、今回の南海トラフ地震の扱いと違い過ぎるのではないのかと不思議に思っていた。そしたら、810日に「上越沖断層帯M7.88.1程度規模の地震引き起こす可能性 地震調査委が海域活断層を長期評価」したとのニュース(FNNプライムオンラインがあった。

上越沖の活断層について、マグニチュード7881程度の規模の地震を引き起こす可能性があると評価して「地震発生確率の評価を行わずに前倒しして公表した」と、なにか後付けのような対応で地震情報をだした。

またぞろの「自助努力」が主要な対策と強調するニュースが流されて、危険度の高い原発稼働の問題は隠されたままにされ、政府が自治体に対応するようにという指示をしたのみのことに見えた。こんな状況化で、富士山には多くの登山客が集まっていたのは、いったいなになのか?観光は野放し?というハテナばかりの一週間だった。

世田谷区では「せたがや防災ギフト」を一人3000ポイント(円)で人数分を配布することにした。防災意識の向上とのこと。行政が防災にやるべきことのひとつはこういったことだろう。




2024年8月11日日曜日

スマホにかかる詐欺的迷惑電話

  昨日は「番号通知」設定した電話が3本もかかってきた。連絡帳に登録のないところなので、それぞれ番号をNET検索してみたら、使いまわしをしているものらしいもの、セールスでの着信だった。全部が詐欺とはいえないけれども、「口車」でお得をアピールして契約させるという手法は同じ。結果がお得な場合もなくはないと思うが、番号通知があっても応答しない方がいいのだろう。必要なことや物は自らNETで調べる方法が良いし、面倒でもその方法は人にも確かめて聞くことが必要だと思う。着信した電話番号はその数字を検索にかけると、集められた情報が表示されていた。

0800-123-9507

・東京電力からのアンケートとして、自動音声で個人情報の質問がありました。神奈川県大和警察署のXによると詐欺電話のようです。アンケートに答えないようお気をつけ...

・インターネット回線の切り替えソネットのインターネット回線営業の業者。電話帳を片っ端からかけているそうです。喋り方が詐欺っぽくて気持ち悪かったので着信拒否。

・検索結果の新着クチコミ · インターネット回線切り替え業者/回線の勧誘 · トラスト光/インターネット回線のセールス… · (株)リザルト/Wi-Fiの月々の ...

・新着詐欺?電話の口コミ(20)..未納です系の詐欺メッセでした。...NTTよりご使用請求に関してお話が御座います。

180-7022-4418

【迷惑電話度100%】電話番号08070224418(エコシステム【注意】/自動音声アンケートは犯罪に利用される事があります)は迷惑電話業者の疑いがあり、4人のユーザーから

0800-123-2401

電力会社の名前を名乗ってかかってくる代表的なセールスは『太陽光設備の設置』か『新電力への切り替え』を勧誘する営業電話です。


2024年8月4日日曜日

泣くか泣かぬかは決めることではないけど

 オリンピックの柔道一回戦。アベウタちゃんが負けてしまって、本人含めて信じられないといった状況で、驚いてあまりの悔しさにか大泣きしてしまった。それを見てもらい泣きをした人もいたのだろう。会場からの声援が止まずにずっと続いて、少し異様(私見)な感じがした。

 日本の応援団、フランスの観客など多くの人が心を動かされたということだという解釈がいいのか。でも思うにスポーツのルールで戦っての結果なのだから、もうちょっとさっぱりした感じがあっても、惜しまれ方は変わらないのではないだろうか。げんに負けてしまってもそういったコメントをする選手は結構いる。日本はメディアがメダルを取ることが至上命題のように報道しまくるから、国ごとのメダル数をJOCが大きくは取り上げないという枠を飛び越えて、視聴者側も煽られるようになる。失敗したら⋯というストレスも大変なものだろう。ゆえにのショックではないのか。

 卓球では中国が圧倒的に強いが、卓球人口は日本の70倍もいるのだという。「強い国」を表すための財政の有様の違いもあるとは思うが、企業に顔の効くスポーツ関係者が金を集めて資金にしていると、報道している日本とはちょっと規模の違いがあるように思う。野球、サッカーは学校教育の分野でもすそ野が広くなった結果、国際的にもやりあえるようになった。卓球も同様だろう。「金」メダル効果が影響して指向者が増えていくことはあるだろうが、スポーツ自体の広がりと健康志向の増進が結びついていくための税金の裏付けをすることが必要だろう。

 「少子者対策に」とかそのための高齢者負担が必要だとか、社会保障費の増圧縮だとか言っているうちは、国民のスポーツ、健康などへの「国」の関心は遠景といったところ。諸外国よりも遅れている。「防衛費」ばかりが肩を切っているようでは、それこそメダル獲得は望み薄。 

スケボー大活躍 悩みは練習場所




2024年7月29日月曜日

ちょうどヒマなのでオリンピック開会式典を見る

 テレビのつまらなさはだんだん酷くなる。コマーシャルの時間が長くなるし、そいつを避けるとうまい具合に先のチャンネルでも商品宣伝の最中だったりして、相談してやっているんじゃないかと思わせる。番組の内容もあんまりチャラケタ物は見たくないし、とはいえドラマにしてみても古い映画の再放送だったりして仕方なく見ることにもなる。

 フランスのオリンピック開会式は、じっくりと見てしまった。「感動的」な志向はいつものことだろうと思いつつ、」前日の様子から見させてもらった。高速列車「妨害行為」で幹線施設が狙われたという報道も、開会式の運営についての安全対策だったのか、事前の情報が抑えられていたのだろうかと感じた。この先は判らないが「テロ」と言わない「妨害行為」という表現も、日本が好んで使うこととは違いっている。

 開会式典はセーヌ川を選手団が船で下っていき、河畔に見える人々の様子が伝わって見栄えのある映像だった。エッフェル塔を中心に見える町並みの美しさに感激し、東京にボコボコ立つ高層ビルの風合いとの違いを見せつけられた。とくに河岸と橋上で催されたパフォーマンスはすごかった。実況報道に加わっていた松岡修造氏が何回も「自由」の言葉を繰り返していたが、革命で獲得した「自由、平等、博愛」に根差したものと解釈するに容易だった催しだった。そのうえにジェンダー平等、人権、民主主義の理念も感じさせた芸術と文化の発揚は、残念ながらいろいろな点で東京オリンピックとは雲泥の差というほかはない。

無観客開催だった東京オリンピックの施設は今、どうなっているのか?https://dime.jp/genre/1826140/

2024.07.26記述内容

「東京五輪後の施設後利用は大きな課題。アクセス面で比較的恵まれた上記2つの施設は人々にとって使いやすいはず。こういうところから徐々に認知度を高め、人が賑わう場所にしていくことができれば理想的だ。パリ五輪が開幕するこのタイミングで、3年前の自国開催のスポーツの祭典を思い返してみるのもまた一興だ。」

写真を見ても人影はなく、これから先の運用を図ることになっているということ。3年も経って、だ!


2024年7月26日金曜日

他国の戦争で、儲かればいい?

 アメリカ大統領選挙の民主党の候補がハリス副大統領になったことで、日本の兵器産業の上昇した株が売り時なのだという記事を見た。

-国内でも三菱重工業の株価が6月の終わりから一段と上昇。足元では一服感は見られるものの、年初来2倍超の水準まで高まっています。川崎重工業も7月3日に年初来高値を更新したほか、IHIも6月下旬から株価がうなぎ上りに上昇し、年初来で2倍となっています。-

「死の商人」とはこういうことを指すのだろう。大統領がトランプなら対日圧力が強まって「防衛力増強」に乗っていけるとの「評価がされて」なのだ。だとしてもバイデンが大統領になっても違いが起きることってあるのだろうか。だいたい、沖縄で性犯罪がいくらおきようと、米軍基地で欠陥オスプレイがいくら飛び回ろうと一言もアメリカに文句を言えない日本が、「活況を呈する兵器産業」という絵柄では、あまりにふがいなくない?

 戦争を終わらせようという言葉が大統領選挙には出てこないのだから、そんな「世界のリーダー」のアメリカファーストにつき従うだけでといいいのかと思う。株に恨みがあるわけではないが、少々の株で家計の足しにとうことも結構あるのだろうけど、年金財源からたっぷりと株価への投資ということもしゃくのタネであり、ニュース時の「株価情報」を見ながら、株とは人を不幸にするのか福を呼ぶのかを都度都度考えさせられる。





2024年7月21日日曜日

コロナがまた流行っているのに、そういう感じにとらえられない。

 コロナが危険で亡くなったのではなくて、なにか問題を回避しているのかという、報道の態度を感じる。

コロナが「5類」にされたのは、安全神話みたいなものかと思う。いま、熱中症でコロナとの見境が付かない状況が広がっているらしいが、なにせコロナとされてもろくに薬がないし、自己負担がすさまじい。

ゾコーバ(例えば5日分の薬が処方される場合)
薬の価格 およそ52000

医療費の自己負担割合
▼1
割の場合 およそ5200
▼2
割の場合 およそ1300
▼3
割の場合 およそ15500

国民健康保険、介護保険の負担額通知が来たけれども、この負担額との乖離に驚く以外ない。解熱剤などにしても不足をしているといわれている。だれがこんな世の中にしたのか。

テレビでコロナと医療について登場していた倉持仁先生がX(ツイッター)で発信している。こうした情報を発信して下さるのはありがたいことだと思う。

倉持先生のX投稿

7.19 熱中症だか、ころなだかわからないことがありますが、いっこ知っていただきたいのは、 これからすごく暑くなること これからコロナの感染が増えること 流行状況を踏まえて、お医者さんの意見を聞いて適切に検査、対応をなさると良いと思います。 昨日暑い中ずっと外にいたから熱中症と、思うかもしれませし、 家族でコロナが出たけど、うつ区なったらエアコンつけて暑くて目が覚めました、ってコロナって思うかもしれませんが、 今はどちらの危険性もありますので、体調が悪いと思いましたら、まずは休み良くならなければ夜間や休日ではなく、日中の時間帯にまずはかかりつけの先生を受診してください。

※注 先生はX(旧ツイッター)を使ってしきりに情報を発信している。発信した文字や言葉に誤っているところもあるが、相当の様子に「先生もむりをされないように⋯」の書き込みもある。

 7.19 私の家族がさいたま赤十字病院の集中治療室に入院しましたが、手術?が終わるまで4時間待機室で無事終わるのを待っていました。 待合室では、4時間いましたが、 そこでは、 夫が呼吸が苦しくて錯乱していたがとりあえず助かってよかったですが、これからどうしよう、 大丈夫ですよ、と暖かい看護師さん。  お母さんが意識不明の重体で1週間意識が戻らず頑張るおぢいちゃんと、そこで優しいお声をかけ勇気づける看護師さん、 医療がこんなにありがたいものだと、あらためて気づきました。 さいたま赤十字病院の皆様、一生懸命ありがとうございます! 心より感謝申し上げます! 素晴らしい病院です!

2024年7月15日月曜日

AIのしわざ、良いことに使われればいいけど

 AI使用は、「商業ベース」が優先される。日常生活で自分で運用することはほぼないから頭越しに進められる。枝葉の我々には、結果が押し付けられる。マイナンバーカードも同様、「利便さ」が脚色されてさあどうぞ任意ですが、紐付けしないと保険証はなくなるんですよといわれて、ポイント獲得につられて押し付けられる。じゃあ情報が洩れずに担保できるのかという疑問にはぜんぜん応えようとしない。

つい先日も「2024/04/16 LINEヤフーで利用者情報などが漏洩した問題で、総務省は16日、LINEヤフーに再び行政指導をおこないました。1か月ほどの間に2度目という極めて異例の ⋯」という情報漏洩があった。「情報」は金になるので良し悪し抜きに手に入れる動機がなくならない。

だから漏れないための法律その他での規制が必要なのに、デジタル庁(政府)では民間主導で扱うのだから、理屈の上では「泥棒が縄を⋯」的展開になる。情報が漏れないようにする規制と対策をしている国もあるのに、日本はこの点もお粗末だ。

そのうえAIだ。将棋の世界は今やコンピューター相手に練習して本番で勝つように利用する。スポーツなど社会的に「善意」で利用するのであればいいが、ある種の目的で結論を導き出すことが社会に「悪意」で使われるのは困る。目に浮かぶのは選挙戦略。フェイクニュースがとんでもなく広がる。そんなことが最も「神」のような存在にされたらたまらない。「AIの判断による」と構えられたらどうだろう。

利便性はあるのにさる意図で使われて捻じ曲げられては恐ろしいことになる。マイナンバーカードもAIも使う連中の資質を評価することが大切なことだと思う。なにせ、現社会の眺めでは「お任せ」はとても危険だ。

新しいスマホに慣れてきて、充電のときは本人の充電のパターンを学んで、充電の完成時間を決めるという仕掛けがあるのが分かった。「ゆっくり充電」が機器にとって良いということが、AIを使って実践されているらしい。こういうことに使われるなら歓迎だが、「ゆっくり充電」がどれほど効果的なものかは不明だ。

スマホの宣伝で最近よく入ってくる「パシャッとカルテ」。医療に役立つとされるが、どれだけ医療薬品事業に「貢献」するのだろう。情報が「売れる」価値があると見れば、漏洩は起きるし、なにかマイナンバーカードとの連携があるのではと疑わせる。




2024年7月8日月曜日

飲み込めない都知事選挙、NETのしわざ

テレビ報道は相変わらず、選挙にかかわることは避けまわって、掲示板の話題や「56人」も出た候補者と、ほぼ「4人」に集約したくだらない話題を言うだけのものだった。「民主主義陣営」を誇る我が国がこんな体たらくでいいのか。そういえば政治問題のなににおいても核心をさけるヤワな取り上げ方しかしていないわけで、まあその延長線上のことかと、末期のテレビを嘆くことしか思い浮かばない。

議論、意見、政策⋯選挙にかかわる何であれ、選挙の柱にかかわる部分を掘り下げることができないのは本当腹立たしい。これではせっかく田植えが終わった苗を泥でかき回しているようなものじゃないか。どうやったら、どういう議論をしていけば立派な苗になるのか、それにふさわしい資質は何なのか、嘘はないのか、皆で考えようじゃないかと、視聴者に振ればいいじゃないか。政権への忖度、裏がわでの利益誘導、汚れた手の根回しなど、ありったけの悪知恵は、全部埋没してしまう。これで正当で理のある政治がやっていけるはずは、まったくと言っていいほどないだろう。

今回YouTubeSNSの使用でおおきな影響がでた。由々しきことというか、そうであっても民主主義をちゃんと機能させるべきために、それに相応な方法をとることが必要だなと感じる。先日スマホを入れ替えてようやく慣れてきたけれども、新しい「使いよう」の手(宣伝と先回り)にせまられて、身につくまでには至らない。使っていくには大変かもしれないが、ネット社会に踏み込まないわけにもいかない。必要で安全な情報や生活向上を取得する方向には、どのくらいかかるのかわからないが、放棄するというわけにはいかないのではないかと切迫感を持つ。

Facebookから拾った直近の情報

石丸さんは蓮舫さんの票を割るための刺客としてドトールの社長が目をつけ資金を貸し付けた。自民の選挙参謀の小田全宏さんが選挙戦を仕切った。クラウドワークスで募集し動画編集して拡散した人に5万円配る。これだけの仕掛けで得票2位になれた。

こんな宣伝がしょっちゅうfacebookに入ってくる

写真を撮って情報をいれろというが、この情報が外に出ていかないと言えるだろうか。少なくとも医療情報を惜しがっているところってあるのだろうと思う。あるということは「漏れる」ということだ。いまのところ事業者の自主的な発表以外は問題が指摘されることはない。





2024年7月5日金曜日

新札発行とは義務なのか?不思議な法治国家

 新札発行がイベントとしてお祭り騒ぎのように報道されている。どうも疑問があって、新札の発行がどういう法的な根拠なのかがわからなくて、NETで当たってみた。疑問は、新札発行のための経費はもちろん税金だし、新札発行による機器の改変で業者に負担が及ぶだろうと思うことで、その効果が「16千億円」という報道がどんなものだろうかということだった。5年前の麻生副大臣の記者会見があって、「先ほどの閣議後の懇談会に⋯」というものがあり、新札発行の意思決定が閣議決定で決めたのだろうかとの疑問は、そうではないらしいことがわかった。

 平成31年4月9日麻生(当時財務大臣)記者会見

先程の閣議後の懇談会におきまして私の方から新しい日本銀行券及び新しい五百円貨幣の発行について説明しております。日本銀行券につきましては偽造抵抗力強化の観点からおおむね20年ごとに改刷を行ってきたところであります。現在発行している日本銀行券については2004年に発行を開始して以来、約14年が経過いたしております。今般、3Dのホログラムなど世界最先端の偽造防止技術を搭載させていただくとともに、額面の数字の大型化などユニバーサルデザインの考え方を踏まえた券面とする改刷を行うことといたします。約5年後の2024年度上期を目途に発行できますように所要の準備に着手をいたしましたのでご報告申し上げます。

 麻生副大臣はその席で「景気刺激を考えてやっているわけではありません。」と語っていたが、今回の報道で「一兆6千億円の経済効果」とまことしやかにいわれている。いったいこれはなんのだろうか。

国立印刷局のホームページでは

・にせ札、つまり偽造を防止するために新しい偽造防止技術

・間隔はまちまちですが、近いところではだいたい20年ごとに変わっています。

と説明がされていて、やっぱり発行の意思決定は「法定化」されているものではなく。いわば政権の任意で決めていることのようだ。

 産経新聞(2024.07.03)によると

渋沢栄一の肖像を使った一万円札などの新紙幣が3日に発行されたが、今後、旧札から切り替わっていくタイミングを狙った犯罪には注意が必要だ。前回、新紙幣が発行された数カ月後には大規模な偽札事件が発生。動画共有サイトでは、新紙幣発行は「政府が預金封鎖に踏み切るため」などとする陰謀論が多くの人に視聴されている。「旧札が使えなくなる」詐欺ではすでに被害も出ており、日銀・財務省や警察、地方自治体などが注意喚起している。 

ということで、「偽造防止」どころでなくて前回の改刷の際には偽札事件や犯罪が発生し、今回も呼び込む危険もでてくることまで指摘されて、まったくなにおかいわんやの状況だ。

 その上、両替機の改変については「国の補助金」が出されるとの情報が、NET上でも出ているが、実際のところは、政府は取り組むことはしないということらしい。



2024年7月1日月曜日

ちょっと一息入れて旅へ

6月は20日以上も出ずっぱりで、この旅で24日は「家出」をしたことになった。さすがにちょっと疲労は感じていたが、そこは好きなことだし運転もサブなので気楽に、カメラ他の荷物をまとめて出かけることになった。

腰の痛みはあるけれどいくらかは楽な感じになっている。痛み止めを一カ月半は飲んでいないから、体調は良いほうなのかもしれない。写真展の前には体重が少し減っていたのに、展示会の折のアルコールの接種が影響して、また2キロ増えて以前の状態に戻ってきた。

旅のご馳走がまたしっかり身について、ここでまたの体重減の試練をしなくてはならない。体重が減ってきた時には、腰の痛みが少なっていた感じだったから、なんとか頑張って身軽にしたいと思う。

旅の空はまずは池の平温泉だった。翌日、池の平湿原に車で上がった。ちょうどレンゲツツジの盛りが過ぎたときで、高原植物をみようとする人たちが行きかって、カメラをもった写真家も目立っていた。湿原の一番遠いコースを懸命に歩いて、8500歩ほどのダイエット活動ができた。

レンゲツツジはコースの終盤でいくらか群落を見ることができた。

ところでこのレンゲツツジには毒があって、牛も食べるのを避けるということだ。見栄えがよくとも毒のある花はいけない。知事選挙のあの人を連想してしまった。かなりの悪花だからな。






 

2024年6月22日土曜日

気が滅入ることばかりでも、それを破るのは「夢」をみることかな

 都知事選の候補。56人いようがいまいが、大まか決まっているものを夏祭りのように、そとからはやし立てる。これって民主主義を軽んじていることじゃないのかな。枝葉末節なんぞといった言葉を「大事な意味合い」として使ってきた日本民族として恥ずかしくないか?

どうみても、結果をおよそ想定できる人たちは、マスコミの報道を疑問視しているのではないか。告示前は「政策をぶつけ合って」などとしおらしく言い、とはいえ公示後は「公職選挙法」のしばりで物も言えない状態を「良」とする。奈落へ落ちるなよと思う。

だって金をばらまいてるんだろ?利益誘導してるんだろ?ずっとそんなことが続いていくのが良いことだと思っているのか?沈黙は罪よ。今は特に。闇ガネで動かすのは結局ウソとだましの「民主主義の有料化」てことだ。

歯を食いしばって頑張っている人が報われない政治はもうまっぴらだ。腹を据えて報道しろよ。

先月檜原村と奥多摩(東京都だよ、念のため)に撮影に行った。自然の厳しさが目に飛び込んできて、生き延びていく姿に心をうたれた。それも人間さまの発している要因が重なっているのかと思うとたまらない。自然界が「歯を食いしばっている」姿は感動的でもある。緑を残す、重んじる。これ一択の選挙に期待したい。















2024年6月15日土曜日

「うららの船人」の写真は墨田川と🎵が下敷き

6日からはじまった視点展が13日で終了した。いつもの皆さんから過分の鑑賞を授かって、お礼を尽くすこともさておいて、「コミュニケーション」だけはすすんだ。

ぼーっとしてきた人生に、写真展のなにがどうだったのかより何が動いていたのかを思い返し、この機会をどう消化したらよいかを思う。

入賞した写真は偶然に等しかったが、用意した複数枚中の作品からを選ばれればいいなという気がなかったわけではない。でもこれだという確信のある押しにはまだ自分の力量が及ばないのが率直なところ。

ただ、墨田川の船を作品に用意した時に「タイトル」は懸命に考えたつもりだった。築地の跡地の写真を撮るのが目的で、ぐるりと隅田川を挟んで巡ったときに折よく川を走る船を見つけて、面白いなと一瞬思ったものだった。そのとき「いただき」とまでは考えていなかった。

面白くはあっても写真展の作品としてどうかは未知の世界だった。撮りに歩いたのは12月のやけに暖かい日で、汗をかきながら歩いていたから、もう「春のうららの…」の言葉は自然に下敷きになっていた。あと付け加えるのは「舟人」でよかった。

ただ、滝廉太郎の昔は上り下りの舟人だったけど、カメラに映ったフネは、もっとおおきいものだから、「船」とつけさせてもらった。このタイトルっていけるんじゃないかと思った。確信はそこだけだった。しかし、うれしいことに入賞と判断されたのは「タイトルの良さ」もあったとあとから聞いて、やりがいが後付けされた。

~うららの船人~


コミュニケーションは上野アメ横、ここも写真を撮るには面白いところ







2024年6月6日木曜日

スマホ入れかえ悪戦苦闘

 スマホの機種変更をした。ショップに出かけて行って、これはと思っていた機種を指定したが、料金をはじめとした条件を考えて、「提案」されたのは、ショップで現在扱っているものをということだった。前回もそういった売り手の意図にあったものにするというスタイルだった。あまり高い機種を購入するのは控えざるを得ない。でも「人生役立ち品」としては高価な買い物と思いつつ、様々な機能を半ば「おもちゃ」のように利用して、楽しむのもスマホが持つ効用(頭の体操)で、そのために役立てようという言い訳もある。

 その頭の体操は、ショップでのやり取りだけでは間に合わない。幅広くて面倒で不明な使い方と格闘することになるので、中身の移行は有料であっても頼んでやってもらった方がいいだろうという判断をした。それなりに慣れてはいるという自負も少々あって、大方のことは判るだろうと思っていたが、敵も始終技術の開発をしているから、新しい機能やらその使用法の複雑化によって「知らないこと」がいくらもでてくる。そのわずらわしさを感じるといやになるが、いまやそれを使う効用はまた小さくはない。

 日常の電話、LINE、カレンダーは使わないでは生きていけない。とくにカレンダーは「日時、時間、交通移動パターン」を登録しておかないと、記憶に頼るわけにはいかない事情がある。だから何回も確かめる高齢者特有のパターンをおよそ回避できる。LINEはもはや手放せない。身体を動かすことがゆっくリズムゆえ、その分素早く動くデジタルの力は無視できない(と思う)。余計なお世話の宣伝や事業の利益誘導は、これでもかというほどスマホに入ってくる。それを避けつつ自分向けのスマホを作らないといけないなと思う。

 しかし、ショップでの有料移行のあと、どれだけの時間を費やしたかを考えると、何をやっているのだろうかという無念の感慨のみが残っていくようだ。スマホショップで事足りなかったことを、3時間もかかってサポートセンターとやり取りした日、夜は集まりのあとで少し飲んだ。交差点でスマホカメラの具合を試そうかと思ってシャッターを押したら、妙な「芸術的」写真が撮れた。これは自分の頭の中かと一瞬思った。




2024年5月31日金曜日

空を見上げりゃ妙な雲

 6時前に目が覚めた。雨がパタパタとどこかに当たって落ちている。外の空気は冷たさそうだが家の中はまだ、夜間の熱気が籠っているようだ。起きた時少し多めに開ている窓から、冷えた風がスーッと入ってくる。そういえば台風が近づいているんだったな。昨日のうろこ雲のような雲はそのせいだったか。

 子供のころは広場(身長が低かったから広さを感じていたのかもしれない)が遊び場として、今のような車の危険性もなくて、のんびりと座って空を眺めて遊んだこともあった。雲の形が何に似ているかを想像することも遊びのひとつだった。鬼ごっこや缶蹴り遊びのあとに…。

 いまはよっぽど空が狭くなって、余分な建物やらが幅を利かしているから、隙間から空を見上げても、気持ちが穏やかになることなどはずっとなくなった。それ以上に妙な雲行きと妙な形が幅を利かしている。田舎の方では田んぼに植えられた稲がピンと姿勢を正していることだろう。線状降水帯とやらの新規参入者が大手を振って、あちこちで被害を出していかないように願うのみだ。











2024年5月26日日曜日

葛西臨海公園「水辺のエリア」最後の見学会


 SNSfacebook)で見た「葛西臨海公園の樹木伐採」。いよいよ工事にかかるのか、その前に事態をみようという集会があったらしい。知っていれば行ったのにと半ば思い、でも体調が付いていくのかという気もした。体調がそんなに悪いというわけではないけれども、「それ行け」みたいにすぐ立ち上がる元気はでてこない。それはともかく、「木を切る」という公園は、神宮外苑、日比谷公園、千代田区でも街路樹を切ろうとしていて、住民が監視をしているというSNSが発信されている。都市開発との対比で現れている現象だ。都内でもあちこちですさまじい開発・建設が行われている。
 
 葛西臨海公園も東京都としては、外注者におもねてか直接関与を避けている。これだけの「寒暑」にさらされてその原因除去の対策が求められているときに、「暑さ寒さも彼岸まで」などと言った鷹揚さではとれも通じないものだろう。政治たるものきちんと現実を見て対処が必要だ。決して「ひとり一人が」とか「私たちが」といったすり替えに等しい言い逃れに乗っているわけにはいかないし、済まされない。

 かつて東京都は「緑の倍増計画」という政策をもった。ヘリコプターを飛ばして「緑」の面積をはかったうえで暦年比較するというものだったが、いったいどうなったのだろうか。現在「新たに進める緑のとりくみ」が挙げられていて「都市づくりのグランドデザイン(平成29年9月策定)で示す都市像の実現に向け、今ある貴重な緑を守り、あらゆる場所に新たな緑を創出するため、 東京が進めるみどりの主な取組をまとめたもの」が提示されていて、「これ以上緑を減らさない」ということがコンセプトになっているらしい。「木を切ること容認」は自ら提起していることに、まったくの後ろ向きということではないのだろうか。

東京が新たに進めるみどりの取組

東京が新たに進めるみどりの取組


2024年5月19日日曜日

なんかねーもう終わりの始まりか

いよいよ義父と同様かと思いつつ不愉快と寝不足の頭を振って起き上がると、血圧も上がっている。もう終わりの始まりなのかと思うと、どこかの国の政府のことだといいと、すり替えてみて憂さを晴らしたくなる。

腰が痛ぇ―なんて叫んでもだれも同情なんかしやしない。だってよく聞かれることだから。歯医者に行って、弱った歯の浸み具合はどうかと問われ、ほぼ大丈夫だったと答えると、清掃だけして次回は3カ月後になった。帰りがけに歯は落ち着いているけど腰が痛いと話すと、患者さんが最近とよく言っているのだと返ってきた。

口に出しても楽になるわけじゃないからと思うのについしゃべってしまって、言っても仕方がないことに念を押されたようだった。でも痛いものは痛い。診療所で痛み止めをもらっても、なるべく飲まないようにして、痛くなったらやむを得ず飲むようにして「自己管理」でやるも、二日薬を飲まないとだいたい痛みが出てくる様子。

でも薬がこんな効き方をするのだろうか。目覚めも半ば腰の痛みで目が覚める。寝不足感がなんとも不愉快で、悪いときにはもう寝る気がなくなる。すっきりした空でも眺めて⋯




2024年5月12日日曜日

むかしの話が多くなってきた~イワナ釣りと山菜~

いまどきは、釣りに行こうと胸をドキドキしていた昔。支度は仕掛けを真っ先につくる。春先で木々が変化してくるときだから、新しい葉や小枝で仕掛けがよく絡まって消耗する。その支度から始まって、渓流の岸で仕掛けを竿につけてエサをかけて第一投をするときが、わたくし流春のセレモニーだった。ほかの釣りでも同様、支度が釣り活動の始まりになる。本当は「行こうか」と思った時からかもしれない。

渓流で釣りをはじめてからは、魚の反応有り無しでダメなときは徐々に気持ちがしぼんでいく。釣れないことはままあるが、結果(「釣果」という)がよくないときは、誰かが釣りをした後だとか、天候がどうだとか腕前はさておいて誰かの「せい」にする。どうしたらもっと釣れるかという反省をしないと、釣りでも上達はしないのに。

悔しいから「また行こう」という気分を醸造させる。初期の渓流釣りのおりは、山菜がよく顔を出しているので、釣りはあきらめて山菜取りに鞍替えすることも楽しみを広げる。この時期の元気の源はそこにあったのだろうと思う。先日の旅で只見線の車窓からみえた渓流の情景を見て、イワナの生の匂いを感じたのはそのせいだったか。





 

2024年5月9日木曜日

写真撮って満足感が味わえれば⋯

意気ごみだけはなんでも撮ってやろうと身構えている。以前はそうでもなく、撮る?何撮る?うーん行くか、よっこらしょ、みたいな身体の重さを伴っていた。旅行で訓練したせいか今はどこでもなんでも簡単に撮るようになっている。近所でも公園、お寺、ビル街、神田川などを歩く。ただし体重は変わらないし(アルコールのせいだろうな)、経年劣化でいささか鈍くなった身体をなだめながら歩き回ることになる。

先日退職者会の旅で只見線に乗る催しがあった。列車の旅なのだから、歩き回ることはない。知らない景色を次々に移動して見せてくれるのだから、こんなに楽なことはない。車窓から眺める景色は春まだ浅い山と川の様子を映し出していた。新幹線ではまったく考えられない、速度のゆっくりした列車から撮るのは、やや早めのシャッタースピードであればよかった。

少しコツがあって、カメラを構えたまま、眼を進行方向にむかって流し目にして、よさそうな景色が目に入ったら、窓の正面で撮るようにして、その場で2,3回はシャッターを押した。右側、左側を行ったり来たりしながら結構な忙しさだった。列車では80枚撮った。撮った当座は見返すゆとりはなくて、懸命にシャッターを押すだけで、写真を味わうのは家に帰ってからの楽しみになって、パソコン医取り込んでからオオなかなかいいじゃないか、と自己満足の骨頂に浸ることになった。

とりわけ車窓から眺める破間川、只見川の残雪をかかえた景色は素晴らしい。かつてのイワナ釣りを連想させてのことかもしれない。その合間から時折見えるサクラはまだ淡い色で、春まだ浅い雰囲気を堪能させてくれた。日頃ビルばかりしか見えないところから自然の懐に飛びこんで、味わえたことだった。